イギリスで3人目の女性首相となったトラス氏、就任からわずか45日で辞意を表明したそうだ。英国史上最短命の首相だった。
まあ、対抗馬もちょっとぱっとしない男だった上、そのインド人妻が税逃れをしているとか批判され、もともと「どんぐりとどんぐりのどっちを選ぶか」みたいな首相選だったしね。
さて、次はジョンソンの再登板なるかな。
イタリアでは、右派政党「イタリアの同胞」が政権を握り、そのメローニ党首が首相に就任することになった。こちらは同国初の女性首相だ。
海外では、女性の首相はもう珍しくなくなってきている。台湾は蔡英文氏が総統だし、K国でも、元大統領の娘だからという強みもあったが、女性大統領が誕生している。
日本では・・・・ ね、まだまだ。私は個人的に高市早苗氏を応援しているのだが、自民党内に、彼女を推す機運はあるのだろうか。
そういえば、安倍元首相が「女性活躍」を謳い、広報官として起用した山田真貴子さん、菅前総理の息子さんの勤務先との一件で雲隠れしてしまったが、いまどうしているのかな。
しかし、私も女だから、「わざわざ責任を負う地位に就きたくない」という気持ちもわかるのだ。
17時で帰って、スーパーに寄って、家族のご飯を作り、洗濯物を畳み、明日の支度をしなければ、という生活に人生の安定と幸せを見いだしているのであれば、それで良い。
男性社会の中で、日本女性に野心を持たせるのは、さまざまな理由で、いまだ難しい。土台、女は、野心を持つようにしつけられている実例が少ないだろうし。
以下は、政治の能力とは別の話になる。
10月8日に、「オセロゲーム」というネタを書いた。男女の優劣の話ではなく、女性の脳は、男性の脳に比べ、囲碁や将棋といったゲームには絶対かなわない、と書いた。
最近、将棋の、里見香奈女流五冠(つまり女流名人、女流王座、女流王位、女流王将、女流倉敷藤花)が、男性の選手と互角に戦えるよう「棋士」への編入試験が行われたけれど、
30歳の五冠の彼女が、20歳から24歳のたった4段の若者たちに3連敗してしまった。
やっぱり、どうしても女流は男に太刀打ちできない。