本から得たおもしろ言葉3つ

私はそんなに読書家ではない。

実際、読んでみても、ウンウンと思える箇所って、そんなに多くない。もちろん、本はその著者の意見であって、言っていることが全部正しいってわけでも、丸々同意しなければいけないわけでもないけど。
 
それでも、たまに、琴線に触れたところがあればメモしている。
 
メモ1 「人間は、40代で好きだったものは、その後一生好き」
うん、言えるかも。そして、こわいなあ。人ひとりが知ることのできるもの、経験できるもの、そして、好きになれるものなんて、ほんのわずかだと思うから。40代までに、何かにせっせと出会おう。
 
メモ2 「会社や仕事に対する貢献度は、成果主義では動かない」
最近、日本の会社でも、年功にかかわらず、実力のある人、功績を上げた人に給与をはずむ、または昇進させる、ということで報いる「成果主義」が浸透してきていると思うが、日本ではどうもそれはうまく機能しない、という。
その理由は、人間とは(日本人とは、というべきか)、「金や地位をくれるから」というだけでは案外働かないそうで、それよりも、
 
・会社に仲の良い友達が多くいる
・自分の仕事が好きだ
・自分は研究職だが、好きな研究に没頭させてもらえる
・上司が好き
 
といった、むしろ感情的な理由の方がずっと強力なモチベーションである、とあった。
ひどく納得してしまった。
 
メモ3 「報知新聞社員のアンチ巨人
報知新聞の役員は、読売本社から天下りか出向してくる人ばかりだ。最初から報知に採用された人たちは、読売本社で出世する見込みはない。従って、親会社に対する反発心の強さから、社員には「アンチ巨人」が多いのだとか。だから、紙面とはうらはらに、巨人が負けると純・報知社員は喜ぶ。
ところが、何かのきっかけで、読売本社に栄転すると、とたんに巨人ファンになるとか。現金だね。