太った男性が苦手な私は、国技である相撲も見たくないのだけど、アメリカ人旦那が相撲好きなので、仕方なく付き合いで見ることはある。
21世紀にもなって、こんな、ちょんまげ、尻出しのほぼ丸裸、デブ、かつ、厳しいしきたりの世界に飛び込む若者がまだ続いているのは、驚くばかりである。私が医者だったら、無茶食いと肥満を奨励するこんな「国技」は、抹消してしまいたいくらいだ。力士はそのせいで短命だし。しかしなぜか、力士のお嫁さんってどなたも細身、小柄で美人。なんで?? どうやって???
日本ではかつて、柔道に体重別なんてなかった。海外に広まるようになると、「平等バカ」「不公平嫌い」の西洋人どもが体重制を設けてしまったのだが、幸い、相撲に限っては日本独特のものなので、体重制などなく、小男がデブを倒す楽しみもある。
降格されない特権を生かして、休場と延命を繰り返す、存在感の希薄な2横綱はさておき、今場所優勝した力士も、引退を表明した大関も、おなじ昭和61年生まれの33歳だという。
ふと思ったが、野球や相撲、サッカーなどのプロスポーツの世界で、昭和生まれってどのくらいいるのだろうか?
昭和は、1989年1月7日までだ。つまり、最も若くて、現在31歳と22日(=平成生まれでも30代に突入しているぞ~~)。
プロ野球でも、いつかは、
「最後の昭和生まれの選手が引退しました」
というニュースが流れる。
近頃は、40代までプレイする人が増えてきたから、あと10年くらい先のことだろうか。
相撲だと、もっともっと早いだろうな。
余談だけど、NHKのベテランスポーツアナウンサーの藤井さんが、14日め、天覧相撲の中継をしていた際、過去の天覧相撲の歴史を述べていた際、
「平成天皇は、○年◎月場所と、」
と、「平成天皇」という言葉を何度も使っていて、ぶったまげた。明治、大正、昭和、と、崩御した天皇にはその年号を付した諡号が与えられているから、そのノリで口にしたのだろうけど、それは諡号、つまり、崩御されたあとのおくり名なのだ。まだご存命の上皇陛下に対し、ほんとびっくりしたが、そのあとで訂正していた。電話がじゃんじゃんかかってきたのだろうな。