子供もいない私は、いつの間にか「センター試験」が「共通テスト」に変わっていたことすら、今回初めて知った。私の時代なんか「共通一次」だったけど。
毎年、できるだけ、英語のテストは新聞紙上に出ているのを解くようにしているのだけど、今年のは「音声が●回流れます」なんて書いてあり、もう読み書きするだけじゃなく、音声テストがしっかりあるんだと、すぐあきらめた。
しかし、確か、文部科学省は、「英語の試験を外注する」と強行的に言っていなかったかしら?その外注の相手とは「ベネッセ」である。天下りの権化である文部科学省に、ベネッセが、試験の委託と交換に、天下りを持ちかけているのは,誰が見たってバレバレである。文部科学省とは、どんなに批判されても、どうしてこうまで天下りに執念を燃やすのであろう。天下りを受け入れた大学に補助金を増やすと行ったことまで露骨にやる。全然改める気配がない。
共通テストの英語の試験は、ネット情報によると、そうとう難しかったようだ。時間が足りなかった、とか、普通の想定問題集をやっただけでは到底解けないレベルだったと。ああ可愛そうに。
英語については、普通の日本人よりは知識のあるはずの私であるが、いまだ頻繁に、未知なる単語に出くわし、日々驚いている。
たとえば、これは先日、某電車の某駅で見かけたポスター。
「酔った」だから、「drunk」だとばかり思っていたけど、
「Inebriated」って、なんじゃ?? 初めて見た。
そんな訳で、うちの旦那に、
「Drunkとどう違うの? 何が違うの?」
と聞いてみたら、まず、「酔った+人」と、それ以外で使い分ける、と言う。
「酔った利用者・通行人(駅的には「お客様」)」というふうに、人を直接修飾する場合は、
「Drunken passanger」
と言い、それ以外だったら、例えば、
「Drunk so much」(ベロベロに酔った)、のようになる、という。
ここまで説明をしたら、すぐさま、
「Don't ask me why(なぜそうなのかは聞かないように)」
と、すかさず私に釘を刺すのを忘れない。
で、この「inebriated」という動詞・兼・形容詞は、そのどちらのケースでも使用可能だそうだし、drunkやdrunkenと、意味に違いはない、と言う。
このポスターの訳をした人、よくこんな「inebriate」なんて動詞、見つけてきたなあ。
ともあれ、私の英語なんて、所詮、いつまでたってもこんなレベルです。