アメリカという国は、毎日平均して80人くらいが銃で殺されているとか聞いたけど、少しも銃規制を強めようとしない。民主党などが少しでもその気配を見せるだけで、NRAなどが肉弾戦で抵抗にかかる、という、いくら憲法で武器の所有を認めているからと言って、日本から見たら、とてつもなく異常な国である。
12日、テネシー州はノックスビルという田舎の市の高校で、銃乱射事件が起った。
あっちに住んでいたら、高校生がこんなことしても別に珍しくないのかもしれない。
アメリカ人の旦那によると、この高校は、Austin East Magnet高校といい、このあたりでは割とレベルが(日本流で言うと偏差値が)高く、ちょっと勉強の出来る子を持つ親がわりと入れたがる高校だそうだ。
それが、このざま。
そもそも、子供(といってももう高校生だが)が、すぐ勝手に持ち出せるような銃の管理をしている親も親だけど。
この高校に通っていた生徒の一人が、銃を持ってトイレに立てこもり、警官に発砲し命中したので、即座に射殺された、という。
当初、けが人は複数と発表されていたらしいが、実際はどうやら、この警官一人だけだった模様。
それでも、警官に発砲すると、無条件で射殺されてしまうんだ。
日本だったらこんなcrazyな事件は起こりえないけど、もし起ったら、
「まだ前途のある10代の子を無条件で射殺するなんてひどすぎる」
「更生の道があったはず」
とか、人権屋どもが非難囂々しそうだ。
アメリカでも人権屋が腐るほど居るし、あれほど裁判が好きな国民なのに、10代の高校生を即座に殺処分することには、異議が出ないのだろうか。
つくづく、アメリカという国はわからない。狂い過ぎているから、というか、日本とは余りにスタンダードが違いすぎるから。
ちなみにうちのアメリカ人旦那は、NRAの終身会員である。