以前勤めていた会社の同僚だった男性で、すい臓がんをわずらっている、いや、いた、人がいる。
そう親しいという関係でもなかったけれど、私の退職後も、なぜかよくメールをくれる人だった。
ある時、「実は・・・」と、すい臓がんであることを教えてくれた。
げっそりとやせ、坊主頭になった姿の写真も遠慮なく添付されてきた。
痛み止めがなかなか効かなくなってきている、とか、遠くに住んでいる母親に会いに行けて良かった、など、わりとちょくちょく報告があった。
私はなんとも返信のしようがなく、そのたびに、「痛みがコントロールできますようお祈りします」とか「それはよかったですね」などと、当たり障りのないことを書いていた。
しかし、先週、どうしているかな、と思ってメールしてみたけど、まったく返信が来ない。
つまり、そういうことなのだろう。
こうやって、人は、ひとりひとり、いなくなっていくのだ・・・・。