子供向けの本で学ぶ

昔から、英語でいう太陽系の惑星の名前がきれいだな~と思っていた。日本語では一週間の曜日みたいな名前なのに、英語だと、

 

水星=Mercury (マーキュリー)ちなみに「水銀」もこれである

金星=Venus (ヴィーナス)ああ美しき美の女神

火星=Mars (マース) あの「ベルサイユのばら」で、オスカル様が、女としての幸せを求めて生きることを断念し、「軍神マルスの子として生きる」と誓った、あの「マルス」である

木星=Jupiter (ジュピター)神々の王なのだそう

土星=Saturn (サターン)

天王星=Uranus (カタカナで書きにくいけど「ユレイナス」みたいな発音)

海王星=Neptune (ネプチューン

そして、2006年に惑星から降格されてしまった冥王星は「Pluto(プルート)」。アメリカ人が発見した唯一の太陽系惑星なので、アメリカ人のこの星に対する思い入れはひとしおであったが。

 

英語で言うと、と書いたけれど、もともとはローマ神話ギリシャ神話の神々の名前である。それら神話は、読んでみたら、果てしなく壮大な物語なのだろうけど、私は読んだことがない。なぜかというと、神々の名前が果てしなく難解で、読んだって誰が誰やらわからないからである(悲)。

 

最近、とある理由で、シュリーマン、および、彼に遺跡の発掘を決心させたとされるホメロスの「イリアス」のことを知ろうと、ネットであちこち読んだのだが、やっぱ、ギリシャの神々のカタカナ名についていけなかった。そこで、図書館で児童書(漫画版を含む)を何冊か読んでみたら、多少理解できた。大昔のことだが、ある、東大卒の女性科学者の方が、未知の分野について、手っ取り早く知識を得たいときは、子供の本を読むとおっしゃってたのがずっと忘れられない。確かに、児童書とはいえ、書いた人はその分野の権威であるはずだから、内容は決してばかにできるものではない。今後も、なにかとっかかりを得たいときは、まず児童書を読むのも手だと思う。

最後にシモネタで済みません。

天王星=Uranusは、英語ではしばしば幼稚で下品なジョークに使われる。

発音は「ユレイナス」みたいな感じだが、これが「your anus」と似ているのである。あえて訳さないが。