何遍もオンラインのトラブルを起こし、そのたび謝罪はするものの、引き続きトラブルを起こすみずほ銀行。
第一勧業銀行、富士銀行、日本興業銀行の3行が合併したとき、「みずほ」なんてちょっとどんくさい名前だと感じた。
そして、どの銀行も「自分のところが一番偉い」と思っていたから、システムを統合しようにも、自分のを使うのが当然と、話が進まず、結局、3行のシステムを無理矢理つなげたという。
2003年のみずほ銀行発足の日から、オンラインがメチャクチャだったのも記憶に新しい。
噂によると、富士銀行のシステムが一番まともだったらしいけど、DKとK銀行が首を縦に振らなかったらしい。「あのときに余計なプライドを捨てていたら」と、上層部も行員たちも、いまだ内心は思っているかも知れない。
しかし、キャッシュカードを飲み込んでしまって戻さない、なんて恐ろしいATMがこれまで存在しただろうか。
それなのに、紙の通帳発行手数料を1100円取るとかいう改革(?)は、一番先頭を切ってやるのだ。
ご不満な貧乏人は解約してください、というメッセージだろう。私はもう10年以上前に解約しているからいいんだけどね。
みずほも、ホンネを言えれば、こういう感じかもしれない。
「富裕層でない方の口座は作りません。口座開設に必要な預金額は最低1億円からとします」
「ATMからの一度の出金額や送金額は最低100万円からとし、手数料は1100円いただきます」
「家賃、公共料金、個人間の送金等、小口決済はお断りします」
等々。これらを応諾してくれる客の場合、
「1000万円以上の預金の引き下ろしは、当行行員ないし委託業者がご自宅まで配送にあがります」
とかね。そして、市街地にある賃貸料の高い支店をどんどん閉鎖し、各県に数店舗のみにしてしまう、とかね。
銀行員だって、安泰な職業ではなくなってきた。支店の窓口にいるのは、パートや派遣の女性ばかりだ。
日本では、表向き、会社や店舗は、客を選んではいけないことになっている。
私のような者にとって、ブランドショップの敷居はエベレストより高いけど、こういうのは「私が身分不相応だと知って近寄らない」だけで、店から断られているわけではない(今のところ)。
しかし、銀行も民間企業なのだから、経営方針がもっと破天荒であってもよろしいのではないか。
貧乏人、小口客は来るな、って方針を堂々打ち出して見たら?
しかし、他行が軒並みマネしたら、我々庶民は困るんだけどね~~。
でも、その前にみずほが潰れるかなあ。
久しぶりに丸の内に行った。これは、もと富士銀行の本店があった場所に建てられたビル。「みずほ銀行丸の内中央支店」だって。本店も目と鼻の先にあるのに、こんな巨大なビル。
しっかし、丸の内の地下街もまるっきりわからなくなってしまった。複雑すぎて、完全な迷子になった。田舎者。
とにかく、絶対必要でないならみずほは解約しましょう。