結局、このNZの「元男性」選手は、試技に失敗して上位に進めなかったそうだ。
20代のときは「男性」選手として105kg超級で活躍していたそうなのだから、もう、経験と実績は過去に十分詰んで人だ人だ。
それを、とうの昔に引退している「43歳」という年齢になって、急に「女でござい」と出てきたなんて、ただのメダルほしさではないか。
他の、生まれながらの女子選手たちに、どれほど不利なことをIOCは許可しているのだろう。
IOCは、男女の性別を「テストステロン」という男性ホルモン値によって判定しているそうだ。この「元男性」選手は、よほどうまい具合にホルモンの量と摂取を調整したのだと思うが、本当にこれを最初で最後の事例にしてほしい。
もし、ウサイン・ボルト級の選手が「実は私、女だったの」と、あとになって性転換して出てきたら、生まれながらの女子選手たちにはたまったものではない。
逆に、生まれながらの女性が「実は私、男だったの」と、性転換手術をして男子として出場するか、というと、そんなことは断じてない。生まれながらの男子には、絶対勝てるわけがないからだ。
どれほど不公平なことをしているか、この選手自身も、NZも、IOCも、きちんと理解し、今後のルールを整理して欲しい。
というか、真にうるさいのは、背後にいる、LGBTなどを支援し、狂ったように人権擁護を主張し、人権侵害を攻撃して溜飲を下げる団体の各メンバーだとは思うが。西洋社会では、女性の権利には人一倍うるさいはずなのに、当の女性選手らが声を上げて反論しないのも、そういう団体らに圧力をかけられている可能性を感じる。