銃乱射事件と「差別問題」

テネシー州ナッシュビルで、銃乱射事件が発生した。

同市には先日立ち寄ってきたばかりなので、ぎょっとした。日産自動車の工場もあって、日本とも案外縁があるところだ。

こういう銃乱射事件は、本来ならもっと憤り悲しむべきことなんだろうけど、アメリカではもう「ああ、またか」になってきている。何百回発生して、何万人殺されようと、ちっとも改善がない。聞いたところでは、アメリカでは1日平均80人くらい銃の犠牲になっているそうだ。先進国でこんな状態を野放しにしておくのは、もちろんアメリカだけだ。かつてほどの勢力はなくなってきたらしいが、全米ライフル協会という強力な圧力団体もあるし。ちなみにうちの旦那も同会の会員だ。

 

 

この事件、犯人は卒業生28歳の卒業生で、しかも「女」だったので、珍しいと思ったら、旦那が「元・男だ」と教えてくれた。

 

「でもアメリカはいいよね。その場ですぐ射殺できて。日本ではよほどの事由がないと発砲許可が出ないよ。犯人は生きてつかまえて、それで、延々時間と税金をかけて最高裁まで行かないといけないわけ」

と言ったら、旦那は、

「It only works if the criminal is white」(犯人が白人ならね)

と言った。

なるほどね~。マイノリティーをその場で射殺すると「人種差別だ」という偏向した形で抗議されるからだろうな。

 

人権派がやかましい昨今では、当人に落ち度があっても、人種とか性別とかがマイノリティーだったら差別問題にすりかえて騒ぐ輩が多いのは嘆かわしいばかりだ。論点をそらすな! なら、マジョリティーだったら何を言われてもされても我慢しろ、ってことか。そんな訳はないでしょう? 私は女だから、女の馬鹿さ、悪さはどんどん書く。男性が書くと「差別だ」とかギャーっと騒ぐ馬鹿女が多いからだ。

 

この犯人の場合、元男性で現在は女性のようだが、こうなると「女性をその場で射殺なんて女性差別だ」とかいうバカが出てくるだろうか。