老朽化のため、今月末で53年の歴史に終止符を打つことになった、油壺マリンパーク。
建物が老朽化していただけでなく、中にいたペンギンその他の動物たちも、なんとなく老鳥、老獣が多そうだった。
でも、閉館を惜しんで来場した大勢の客たちを、懸命にもてなしてくれたよ。
こんなダイオウイカがでーんと迎えてくれたり、
アシカショーもあったし、
イルカショーもあった。驚いたことに、説明によれば、この中の2頭は、なんと40年以上前から同館で飼育されているベテランイルカなのだとう。ひえ~、イルカが40歳も生きることは全く知らなかったけど、人間に例えたら100歳近くないか?
そんな高齢で、もこんなにジャンプができるんだ。すごいぞ、老イルカたち!
マリンパークの隣にある、観潮荘という、ホテル、と呼ぶには切ないほどの古い建物でランチ。
私は、お刺身定食。
ついでに、油壺、という、奇異な土地の名前の由来も、今回初めて知った。
1516年、マリンパーク近くにあった新井城を最後の居城として立てこもった三浦一族が、北条早雲の大軍を相手に、3年間奮闘したものの、ついに撃ち破れ、三浦一族や家臣たちが自刃、討ち死に、または海へ身投げしたため、海面が人の血汐で染まり、まるで「油を流したかのごとくに見えた」ことが、地名の由来だ、という。
何気なく呼んでいた地名に、ぞっとした。
とにかく、53年もの間、ありがとうございました。
さよなら、油壺マリンパーク。
まだ9月末までやっているので、行ける方はよろしかったらどうぞ。