着衣の水泳を経験してみた方が良いかな

醜いmy thighs(太もも)。すっごいお目汚しで恐縮です。

 

 

横浜市の屋外プールは9/4で終了したが、太ももも、両腕も、水着でカバーされるところとそうでないところが、くっきり境界線状態。

 

ところで、日本の小学校の中には、わざと着衣で泳ぐ練習をさせるところもあるそうだが、私は一切その経験がない。これから先、普通の着衣のときに水難事故に巻き込まれるかどうかわからないけど、一度くらいはその練習をする機会があっても良いのかな。

 

これは昔々、うちのアメリカ人旦那に教わったのだが、1904年、ニューヨークで、1301名もの死者を出した「スローカム将軍号沈没事件」が発生した。この犠牲者数は、1912年に「タイタニック号事件」が発生するまで、当時としては世界最大の水難事件であったのだが、タイタニック号は、1500人から1600人とも言われるその犠牲者のほとんどが、溺死ではなく、冷たい海に放り出された結果の「凍死」であったのに対し(乗客らは救命胴着を着けていた)、スローカム号事件は、ニューヨークのイースト川という、衆目の前での「溺死」であったのが大きく異なる。

 

観光客船であったスローカム号は、その日、火災を発生した。ろくにメンテナンスもされておらず、消火ホースも引っ張り出してみたらボロボロで使い物にならなかった状態だったという。

その中に、ドイツ系アメリカ人の小学校の、修学旅行の一団があったそうだ。しかし、当時の小学校では、学校にプールがあって水泳を教えるといったことは全くなかったため、この小学生らも相当犠牲になったらしい。ということは、小学生以外の乗客の大半も、学校で水泳を教わった経験が無い人たちばかりだったに違いない。火災から逃れるため川に飛び込んでも、岸まで泳げるわけもなかっただろう。

旦那は、スローカム号の犠牲者を悼む石碑があるNY市内の公園にも連れて行ってくれた。

(かつてYahooブログ時代にも書いた話だが、その記事は見つけられない)

 

そんなことを思い出しながら、水着を着てプールにいるなら泳げるけれど、着衣で海とか川なんて想像を絶するほど勝手が違う、と思った次第。