京都保津川下り事故に関して報道されないこと

3月28日に、京都の保津川下りで、船頭さん2名(51歳、40歳)が亡くなるという痛ましい事故が起こってしまった。

 

 

自然を相手にする川下りなので、こういう事故は起こる可能性があるのだ。世の中に絶対の安全など存在しない。

 

ところで、その事故に関し、以下のような事実を聞いた。支障の無い限りで転載する。この筆者(文中「私」)は、たまたまその舟に乗っていて死にそうになった人(文中「彼女」)から話を聞き、この話をupした。

 

 

彼女から、TVでは報道されなかった事実を知りました。彼女は川に放り出された際、孫とはぐれ、川深くに沈みながら「もう死ぬ」と思ったその時、誰かに下からぐっと押され、岸に上げられたそうです。その人に「孫が居ない」と訴えたら、その場で待つように言われ、その人が100mほど下流で誰かに引き上げられた孫を見つけ、腕で大きく○をして知らせてくれたそうです。あとで、その人が亡くなった40代の船頭さんだったと分かったとのことです。

 

50代の船頭さんは、船底に沈んでしまった2人の乗客(韓国人)を救出して亡くなられたそうです。TVでは船頭さんが救命胴衣を着けていなかったことを問題視していましたが、船頭さんが救命胴衣を着けると、自分は助かるかも知れないけれど、乗客を助けることができないから普段から着けないと言っていたそうです。

 

この話をしながら彼女は泣いていました。あまりに身近で悲しく感動的なことなのに、TV、新聞などメディアでは知らされていません。

亡くなられた船頭さんのご遺族はそのことを知っているのでしょうか。是非、この真実を知らしめて欲しいです

 

最後の最後まで、ご自分の命より乗客の命を優先して亡くなられたプロのお二人。しかもこの40代の船頭さんは、ご自身のお父様も同様に船頭さんで、同様に川で命を落とされたそうだ。

 

韓国人を2名も救出し、ご自身は亡くなられた50代の船頭さん。

そういえば、2001年にJR新大久保駅で、韓国人留学生によるこういった「美談」があった。

 

 

日本人カメラマンも一緒に犠牲になったのに、あたかも韓国人留学生だけが犠牲になったように報道され、内閣は韓国人の両親を表彰するわ、天皇皇后(当時)は皇居に招くわ、映画は作られるわ、駅にプレートは設置されるわ。

しかしこの、保津川下りで救出された韓国人側の報道のなさ、一体何なのだ?

日本人はお人よし過ぎるし、韓国人は「セオウル号事件」でもわかる通り、船長自ら真っ先に逃げるような国民だけど。