徒歩圏内の、とある家、取り壊されて、まっさらな更地になっていた。
しかし、こんなものが残されていた。
井戸。
私は、子供のころから、井戸というものが妙に好きだ。
もちろん今時は、つるべを落としてくみ上げるようなものは絶滅したと思うが、このような手押しポンプをギコギコやって、地中から水をくみ出すのが楽しい。今でも、井戸を見つけると、自由に使って良いものなら、ギコギコ水を出し、手にかけて楽しんだりする。
家に井戸があると、非常時にも安心だ。市内には、井戸がある家だと、横浜市からステッカーをもらい「井戸協力の家」と貼ってあったりする。
私はあいにく、こういう庭付きの家に住んだことはないけれど、もし住めたとしたら、お金を出して井戸掘りをしたい。
この家というか土地は売却してしまったのだろうか。だとしても、次に住む人は、この井戸を大切に使い続けて欲しいなあ。