建物の維持・解体にも膨大な費用が掛かる

先日、「街路樹は、うかつに植えてはならないものと知る」というネタを書いた。

ひとたび植えたら、その後に膨大な管理費と手間がかかるからだ。

 

ところで、下はたまたま見つけた山田宏参議院議員tweetだ。

 

 

 

うわあ・・・・ 

 

仮に、今後50年適切に管理したとしても、30億円はかかるそうだ。

こんなに背が高いモニュメント、いくら歴史があるものとはいえ、万一倒壊して、誰かが怪我ないし死亡したら、それまた大変な係争となってしまう。

 

これで思い出した。

淡路島に建てられた巨大観音像の話だ。

 

 

 

建てた当初は、オーナーもまだ血気盛んで、潤沢な資金も持っていただろう。

それが、相続した妻も死去し、さらなる遺族は相続を放棄してしまったものだから、この老朽化した観音像は、所有者なしとなり、法の解釈により国に帰属することになった(←こういう時、相続放棄って都合いい制度だよな~)。最終的に、9億円もの巨額な税金をかけて解体したようだけど、巨大像とかモニュメントなんて、今後200年くらいの維持費用でも法務局に供託させるのでなければ、個人や自治体単位で自由に建てるべきものではないし、国ないし自治体もそんな建設許可を出すべきではないと思った。

ほんと、余計な建物を建ててはいけない。

 

山田議員が指摘する北海道のモニュメントも、仮に維持したとしても、今後ともずっと維持費に見合う観光資源ないし歴史的建造物であり続けるのだろうか?