余りに速すぎるサービスにも疑問

いつも、青森産の発酵黒にんにくを食べている。

無くなってきたので、いつも買っている業者から、ネットで注文を入れた。昨日の午後のことである。

そうして、今朝スマホを見たら、ヤマト便からのメールで、

「9:15にポストへ配達を完了しました」

とあった。

ひえ~~っ。

昨日午後、青森県(八戸の近く)にネットで注文したら、今朝、横浜まで届く、ってか?

ヤマト運輸が誇る、世界最高水準の宅配サービスを見た。とにかく頭が下がる速さだ。

 

しかし・・・・

 

ここまで速くなくても、いいんじゃないか?とも思えてならない。

 

昨日の午後、青森県に注文したのだ。業者さんはすぐに商品を包装し、当日夕方、ヤマトに集貨に来させたに違いない。

ヤマトはヤマトで、八戸かどこかの集積所に貨物を集め、送り先別にソートし、真夜中に、大型トラックで、東京か神奈川県のHub集積地まで、太平洋岸を南下して運転してきたに違いない。Hubでは、深夜か早朝、貨物をソートし、私の住所地を担当する営業所まで発送する。営業所は、届いた貨物を、ルート担当者の車に乗せる。たぶん、こんな流れだ。

 

いくらヤマトのシステムが進んでいるとはいえ、これほどの距離の配達が、人が寝ている間も誰かが働くことにより、あっという間に行われるのだ。

 

速いのは確かにありがたいけど、ここまででなくても、あと2~3日うちに届けば十分なんだけど。

 

いや~、日本人って本当によく働く。Amebaブロガーさんの中には、某国(一応先進国)にお住まいだけど、某国人がいかに働かないか、某国の郵便局や配送業者が、いかにいい加減かを、たっぷり書いてくださる方が複数いる。その某国人らに、ヤマトの速さ、正確さを聞かせたら、「crazyだ」と反応するだろう。そこまでして働く意味も、わからないだろう。

 

 

話はそれるが、23日、東北・北陸・上越の各新幹線が広い範囲で長時間にわたって運転を見合わせたトラブルが発生した。日本では、新幹線は100%時刻表通りに動くと信じられ、実際、ほぼその通りに運行されているが、ごくまれに、こういったトラブルも発生する。

こういうとき、駅員にどなったり、つかみかかったりする乗客がいるのだが、そういう人ら、本当に見苦しい。

駅員も「お客様」に対し、平身低頭しているが、そんなこと、駅員にどなって解決する問題ではない。

「新幹線でも100%時刻表通りに動かないときがある」ということが、大人になってもわからないのだろうか。

まあ、これから大切な出張とか、実家で誰かが死にかけている、とか、焦る理由もあるのだろうけど、駅員にどなるなんて、クズだ。

100%完璧なサービスが当たり前だと思っている人たちは、しばらく海外に住んでいただくのがよろしい。