二階の3人の息子たち

自民党老害長老議員、二階俊博(85)がやっと引退の意向を示した。後任は3男を指名したそうだ。やっぱり世襲なんだね。

 

二階には息子が3人もいた。が、肝心の長男は「俺は二階やで!」を叫ぶだけの無能なクズだったようだ。

彼は2016年、おやじの地盤である和歌山県御坊市の市長選に立候補した。当時、現職だった柏木市長は6期をつとめ、75歳と高齢だったこともあり、「二階の長男に譲れ」と言われ、立候補しない予定だったようだが、この長男があまりにクズだったため、看過しておれず、高齢を押して立候補をし、3万500票もの「大差をつけて」二階のクズ長男を撃破したことがある。

柏木氏は、二階のおやじのサポートがあってこそ、御坊市長に6期務めてきた方なのに、その二階に逆らうことが、どれほど身に危ういことか、和歌山に全く関係なくても、それなりに推測できる。詳しくは、Wikipediaの「柏木征夫」の「2016年御坊市長選」をご覧いただきたい。ここまで身の危険を冒してまで立候補しなければいけなかった、そして、地方の小都市なのに結果がそれほどの大差だったことで、いかに、二階長男が地元から嫌われていたか、透けて見えるようだ。

でもまだこの長男、おやじの秘書やっているらしい。

次男も秘書をやっていたが、今は政界から離れているよう。

 

となると、頼みの綱は3男にかかってきて、今回おやじの意向を受ける決心をしたようだけど・・・。

この人、ANAに勤務していた、とあるが、ネット情報によると、本人が「パイロット希望」だったため、おやじのごり押しで入社できたらしい。な、な、なんということだ。乗客乗員の命を預かるパイロットって、いくら「なりたい」と思っても、身体その他、厳しい適性試験を数多く受け、それを潜り抜けた人でないと採用されない職種だ。入社すれば何とかなる、という世界ではない。おやじの二階も、いっとき運輸大臣をやっていたっけな。その圧力か。

案の定、3男はパイロットになれず、ANAを退社し、おやじの秘書になった。ANAも、どんなにか迷惑だっただろう。

 

おやじが、自身の秘書を有罪に、元会計責任者が在宅起訴されるまでにして手に入れた大金は、85歳の身で、残り時間、使っても使っても使い切れまい。天国にカネは持っていけないし。

おそらくは、次の選挙に3男がおやじの代わりに出馬しても、落ちるだろう。おやじの辞め方がひどすぎたしね。その落選をもって、二階王国も終焉。さようなら。