議員報酬返納?それはちょっと違うと思う・・・

真夜中0:44、地震があった。震源地はよくある茨城県南部で、我が家の辺は震度3だった。

 

 

ぞっとした。この武漢ウイルスに加え、震度7や8の地震などが起こっては、ほんとお陀仏だと思った。

 

さて、この非常事態を受けて、フィリピンでは大統領以下閣僚らが、給与の返納に出るそうだ。また、ビートたけしさんなどが、「国民には自粛しろと言っていて自分らは給料そのまま取って、わけわからないのがいっぱいいる参議院で特に、議員の報酬を返せよ」と言っていたそうだ。

フィリピンの政治家においてはなかかなの英断だとは思うが、私は、日本の政治家や閣僚に同じことをせい、と言うのはちょっと違うような気がする。

まず、これは「日本の落ち度ではなくて、支那のせいだ」ということ。賠償請求は全部支那にしてほしいし、議員は報酬を返納するのではなく、報酬以上に働かないといけないのだ。それに、政治家の給料が、働いている分に見合うだけ払われているかどうかは、この武漢ウイルスの時だけで議論するものでもない。

そもそも、今の時期に「さくらがー、もりかけがー」と国会で発言している馬鹿議員どもを選んだのは、まぎれもなく国民である。

どにかく、国民の多数が在宅している今、国民のために働いてる政治家とそうでない政治家とを峻別し、次の選挙時まで忘れないようにするのだ。

 

それから、国民に金を配る件にも、私はきわめて懐疑的なのである。

私はサラリーウーマンだから、経営者として家賃や人件費を払う苦労はしていないから、「わかっちゃいないくせに」と馬鹿にされそうだが、企業は、中小を含め、いざという危機のために、内部留保というものをしていないのか?

それから、私はいちおうファイナンシャルプランナーなのだけど、勤め人や自営業者だって、

「1年間くらいは働かないで食っていける蓄えは絶対必要」

という頭で生きてきた。なので、老舗旅館などが、1~2か月客足がとだえるだけで、すぐ倒産や廃業を申請するのが、どうしてもわからないのである。

そんなに自己資金のない、もろい経営って何だろう。この武漢ウイルスが終息したら、また業務再開できるではないか。

だから、政府の方針として、前年度と比較し、収入減を立証させるという高いハードルに、私は賛成なのである。

でないと、人をだましても金を取った者勝ち、というメンタリティーを持つ■国人や◎国人などに、してやられてしまうからだ。

 

それから、個人事業主フリーランスの人らに対する補償、というのもいかがかと思う。

というのも、彼らは、会社に雇われてさまざまな福利厚生を受けない代わり、出勤も仕事内容もすべて自分で自由に決め、稼ぐときにはサラリーマンの何倍、何十倍も稼ぐことが可能という職を選んだ。かように、組織に所属しないことを選んでいる人たちを、この一過性の(願わくば)危機に財政支援を検討する、というのが、どうにも納得いかないのである。彼らは、稼ぐときはがっぽり稼ぎ、稼げないときは1円も稼げないということは人生に織り込み済みで、そういう生き方を自らの意思で選んでいる人たちではないか。

 

最後に一言。日本ではまだ、マイナンバー注:私はこの和製英語、大っ嫌い!!!)制度がうまく利用されていないが、もし現金給付をするならば、こういう時こそ、きちんと確定申告、納税している国民でマイナンバーを持っている者から、優先的に配布すべきである。こういう非常時を教訓とし、「悔しかったらマイナンバー使って確定申告しろ」と言えばいいのだ。