日本人では、「autograph」なんて単語を知っている人、多くないだろうなあ。
コロナ以前は、海外から有名な芸能人が来日すると、空港に押し寄せたファンたちが、
「Sign please」
なんて書かれたボードを持っていたり、口に出して頼んでいたりしていた。
ハズカシイナア。
まるで、契約書を出して「署名してください」って言っているようなものなんだけど。
有名人などが色紙等にサラサラっと書くあれは、「sign (signature)」ではなくて、「autograph」というけど、日本人には発音しにくいというのも、また悲しい。
あれは、2~3年前の夏期休暇中のこと。
アメリカの某所で、旦那、Rita(旦那の姪)、Bill(Ritaの夫)と私の4人で、星空を眺めていた。
きれいだったなあ~~。
私は、小学校の頃から、授業で出てくる「天体」がまるで苦手だったことも忘れ、吸い込まれるように星々を眺めていた。
ふと、隣のBillに話しかけた。
「What's your sign, Bill?」
(あなたのサインは何?)
するとBillは、すぐ、
「Leo. How about yours?」
(しし座。あなたは?)
と答えた。
おわかりの通り、この場合の「sign(サイン)」は、星座を意味する。
「Sign」にはほかにも色々意味はあるけれど、「星座」の意味もあることを知っている日本人はあまり多くないかも、と思ったので、ちょっと書きたくなった。英語話者がいたら、試しに聞いてみたら、「おっ」と思われるかも。ただ、その場合は、事前に12星座の名称をおさらいしておくのがよろしいかも。私も、Billの星座がたまたま知っていた簡単な「Leo」だったからセーフだった。