恥ずかしいガン検査

かかりつけ産婦人科医で、マンモグラフィーによる乳がん検査を受けた。次は、同じ乳がん検査でも、エコーで受ける。2種類で受けると、より精密な検査になる。

しっかし、どうして女性特有のがんって、検査が恥ずかしいんだろう。

マンモグラフィーは、2枚の透明なプラスチックの板の間に、おっぱいを片方ずつはさみ、ぎゅーーーーっと圧迫して平たくつぶし、X線をかける。

これが、痛いんだ~~。

私は胸が大きいので、潰されて余計痛い、ように思うが、逆に、胸がない人だと、無理矢理ひっぱって潰すから、もっと痛いのだろうか?

技師さんが女性なのでまだ我慢できるが、だいぶ前、別の大病院で、男性検査技師にニヤニヤされながら受けたときは屈辱的だった。

 

それから、子宮体がん、頸がんの検査も恥ずかしい。大股を開いて、あの中に機具を入れられる。

 

ふと思ったのだが、これに対して、男性特有の検査って、恥ずかしいのだろうか?

たとえば、あるとしたら、陰茎がんとか、睾丸がん、とか。

陰茎や睾丸を2枚のプラスチック板の間にぎゅ~~~~っと挟んで押しつぶす、って検査じゃないのかなあ?と思って調べてみたけど、陰茎がんの場合は、つまり皮膚のがんだから、これは目視で確認でき、睾丸のほうも、触診やエコー検査、腫瘍マーカーによるそうだ。

それから、亡父もかかった前立腺検査。これはとにかく最初は血液検査でマーカーの値を調べられる。

亡父は、そのマーカーが高かったあと、麻酔して、肛門から検査器具を入れられ、前立腺の周辺の組織を採取して調べたから、ま、そこまでの段階に行けば恥ずかしいといえば恥ずかしい検査になる。

 

というわけで、女性のがん検査は、男性に比べて、どうしても恥ずかしいのである。

女性器は男性器に比べ、体の中に埋まっているせいもあるんだろうけど。

 

さて、先日、友人が胃カメラを飲んだという話をしてきた。私が思わず、

「うげ~~、よくできるね。私は口からでも鼻の穴からでもダメで、こんなゲロ吐くような思いをするくらいなら胃がんで死んだ方がマシだ、って思って以来、受けていないよ」

と言ったら、

「なに言っているの。今の時代、胃カメラは麻酔するんだよ。ちょっとウトウト、っとしている間に終わっちゃうよ」

と話してくれた。はあ~、私が知らないうちに、医学は進んでいるらしい。

それでも、受けたくないなあ。