最近「老人は食え、食え」というようになった

先日、ランチしにガストへ入ったら、びっくりした。

混み混みのランチタイムに、どう見ても90歳前後の老婦人が、セットメニュー(定食)を一人優雅に食べていたのである。

へえ・・・

もしかして、あの年齢でもまだどこかで働いているのかな?と思った。

だが、仮に一人暮らしのおばあさんだったとしたら、1日に1回くらいは、自分一人では作るのが面倒そうな料理を外でがっつり食べるのも良いことだろう。

 

最近、老年精神医学を専門とする和田秀樹医師が、妙に新書を連発して出版し、いずれもベストセラーになっている。そんなに本を出す時間があるなら、ホントに医師の仕事しているのかしらと、おっとっと、それは置いておき、和田医師のおっしゃることは大体、

 

「老年になってもしっかり食え。特にタンパク質をしっかり。1食につき20g摂取を」

「老年のタンパク質不足は、最近になってやっと厚生労働省が着目しはじめたばかりの問題。野菜よりタンパク質をしっかり」

「年をとったら痩せよりもちょいポチャくらいがいい。BMIが25程度。年をとっても痩せていたら早死にする

 

ということになるようだ。

日本では昔から、年寄りは痩せているのが普通だったし、食べ物も、肉なんて若い者らが食うもので、年寄りはご飯、味噌汁、漬物食っていれば充分、みたいな感じであった。

さて、どうなんだろ。和田医師のおっしゃることは。

私は、自分が65歳過ぎてポチャになるのはごめんだ。今の細身のままがいい。それで早死にするなら本望。

15歳から25歳くらいまで肥満に悩んでいたので、トラウマがあるのだ。

最近、炭水化物は敵で、やたらタンパク質タンパク質、と言うようになってきた。

だけど、もともと日本人は米を大量に食べて生きてきた。米のタンパク質は意外なようだがとても質が良いそう。茶碗1杯の米飯を食べると大体3gくらいタンパク質が摂れ、米は日本人にとってエネルギー源なだけでなく、タンパク質源でもあった。

 

年をとってポチャでは、膝とか腰にも悪くないだろうか。

ベジタリアンとかヴィーガンの人たちの老後を見てみたい。