「びん入り」森永牛乳を飲んだ

今日は、昨日と打って変わって素晴らしい天気だったので、鎌倉へ出かけた。

びっくりするほど、外国人ツアー客が目立った。円安も手伝ってか、インバウンドの復活、というより、コロナ前との比較にならないほどのものを感じた。

さて、長谷寺の近くで、牛乳を入れた冷蔵ケースだけが店内に置かれた、小さな店を発見した。

その中の一つに、私はぱっと目を奪われた。「森永牛乳」だったから。

 

 

森永乳業は、びん入りの牛乳の製造を、今月末をもって廃止するのだ。

今月末、と言っても、明日31日は日曜日だから、事実上もう終わったことになる。

 

私が「白牛乳1本ください」と言うと、老女さんは1本取り出し、ふたを取り除いてくれた。

私は、こく、こくっと飲み進めた。

アメリカ人旦那は、牛乳を好まない。一口飲んでみる?とびんを渡すと、本当にちょこっとだけ飲んで返してきた。

私は旦那に、「牛乳はね、びん入りの方が紙パック入りより美味しいんだよ」と言ったが、うんうん、そうそう、とうなずいていたのは、老女さんの方だった。

旦那が、「びんをもらって、花瓶にでもしたらどうか」と言ってきた。そうだ、それは良い案。このびん、morinagaというロゴも入っているし。

しかし、老女さんに、「このびん、もらって帰りたいんですがいいですか?」と聞いても、固く断られてしまった。がっかり。

 

 

銭湯で、お風呂から上がると、白牛乳とかコーヒー牛乳を、腰に手を当ててぐいと飲むのが楽しみだった、という声は多い。

反面、私は、小学校のとき、非力な小学生では、給食室からクラス全員40本以上の牛乳を持ってくるのが重くてたまらず、給食当番の中では、牛乳当番が一番嫌いだった。

 

上のNHK情報によれば、明治はまだ、フルーツ牛乳以外はびん入り牛乳を販売しているそうだ。

まだ売っているうちに、びんを1つ、もらってこようかな。