こんなネット記事を見た。
つまり、英語話者であるアメリカ人が、外交官レベルになるまで習得に必要とする時間数で分類した、習得の難易度なのだけど、
<30週間程度で習得可能>
デンマーク語、オランダ語、イタリア語、ノルウェー語、ポルトガル語、ルーマニア語、スペイン語、スウェーデン語
<36週間程度で習得可能>
<44週間程度で習得可能>
多いので省略。ちなみに、英語のスラングで「わけわからない」(It's all Greek)という意味で使われるギリシャ語も、超難しいと言われるロシア語も、このカテゴリー。
<激ムズ言語>
日本語、中国語、韓国語、アラビア語
逆にいうと、それほど日本語と英語は相容れない言語だということだ。そうなんだよ、だから日本人は英語の習得に苦労するんだよ。
ヨーロッパに行くと、「●●語と△△語は似ている」「聞いていてなんとなくわかる」という言葉がいくつもあるけど、日本語の悲しさは、似ている言語が他にない、ということだ。
あと、記事の最後に、
「英語が必須ではなく、なんとなく英語ができるようになりたいと思っているだけの人は、思い切って勉強する外国語を中国語や韓国語に切り替え、早々にバイリンガルになってしまう手も大いに検討に値しそうですね」
とあるけど、韓国語はまだしも、中国語がいかに「読めても話せない」言語か知らないのかなあ。
それに私は、中国語のあのフニャニャした発音、それから、日本語にない有気音が大の苦手だ。
「K」の発音記号なんか、日本語の「かきくけこ」とは全然発音が違う。歯の間から息をシュワーッと絞り出して、かすれた音を出さないといけないのだ。そんな音、日本語にはない。「G」の発音記号だと、日本語の「がぎぐげこ」ほど濁らず、「かきくけこ」と「がぎぐげご」の中間音くらいだ。
日本人には、英語よりスペイン語かイタリア語の方が発音がはっきりしていて学びやすい、とも聞いたことがあるけど、それでも、英語nativeが学習するのに比べ、数倍の時間がかかるだろう。
支那国は、ご存じの通り世界征服を目論んでおり、世界各地に「孔子学園」とかいう支那語教室を建てまくっているが、何にしても、アルファベット民族にとって、「漢字」というものがどれほど習得困難かを考えると、言語面での世界征服は無理だと確信する。
かといって、表意文字である漢字を、支那語の発音記号のアルファベットに直しても、ちっとも文章の意味が取れないのだ。この点は、日本人なら理解できるはず。