珍しいことに、現金を郵送する必要が生じた。
なので、郵便局へ現金書留封筒を買いに行った。
1通、21円だった。もっと高いと思っていた。
色合いも、なんか茶色っぽくなっていた。以前は明るいクリーム色ぢゃなかったっけ?
しかも、昔は、複写で宛先を書いて、それをはがして証拠としてもらってかえってきたような覚えがある。
今は、どこにも複写はない。
印鑑を押す箇所も、裏面の上下に1つずつになっていた。封筒も一重だ。かつては3重くらいになってなかったっけ?
ぺらっとはがしてもらって来る複写の紙がなくなっていたので、どういうのが書留記録になるの?と思っていたら、表面の宛先と差出人の項目をスキャンし、お問い合わせ番号と内容金額を書いたレシートのような用紙が出て、それをもらってくるのであった。
時代は変わったね。
いまどき、どこへ現金を送付したかというと、父と母の遺骨の一部を納めてきた、京都の大谷本廟あてである。
本廟から、永代供養の法要があるのでどうですか、という手紙が来たのだ。
私はそういう信心など皆無なはずの人間なのだが、そういう宗教的儀式をわりとするタイプだった父母が、あの世から「お前はケチだ」と文句を言いそうなので、とりあえず今年は申し込んでみた次第。お寺だってビジネスだしね。
現金を郵送して無事届く日本の治安の良さや、ありがたや。