タイガー・ウッズと女性たち

タイガー・ウッズが、車を車道から落下、横転させる大事故を起こした。本人も、複数の骨折を含む重症で入院中である。

もう45歳だから、これで事実上の引退ではないだろうか。

 

さて、うちのアメリカ人旦那がまず言ったのは、

「He was driving a Korean car」

ということ。これが、もし、日本車だったら、お隣のK国がどれだけ騒ぐか、想像も容易だ。

「日本車ニダ。日本車ニダからタイガーは事故を起こしたニダ。日本車はアブナイニダ」

などと、虚偽情報の流布に努めそうだ。しかし今回はK国車だから、当然、絶対にそういうことは言わない。我々日本人は、知性と気品と良識があるので、別に、K国車だからといって、そういう風説の流布をするような下品なマネはしない。

 

ところで、これはまだタイガーがデビューまもなく、徐々に有名になってきたころの話だ。当時、ゴルフ場は、白人のみ、有色人種お断りというところがあった。

「僕の皮膚の色のせいで、プレイできないゴルフ場がある」

と言って彼は抗議した。そのせいか、その後はほとんど人種を理由に入場を拒否するゴルフ場はなくなったのではないだろうか。

 

しかし、だね。

タイガー自身は、自分はメンタル的に白人だと思い、有色を見下しているのではないか。

彼が離婚した元妻、その人と結婚していた当時不倫していた数十人の女性たち、そして、この間ちらっとネットに出ていたが現在付き合っているという女性、もう、み~~んな白人なのである。

これを見ているとね、逆に、タイガー自身の有色人種劣等感が丸出しだと思うのは私だけだろうか。

 

もし彼が、心底人種差別の撤廃を願い、白人も有色も平等だと信じているなら、これまでの何十人の女性たちの中に、一人か二人くらいは有色の女性がいたってよさそうなものなのに、妻や愛人の対象となる女性の人種差別は、露骨だ。