紅白歌合戦、改め

年末恒例の紅白歌合戦、前半部分は31.5%、後半部分は34.3%という、「歴代最低」の視聴率を記録したそうだが、なんのなんの、これって相変わらず化け物のような数字だと思う。

大体、娯楽が少なくて、年末はどの家庭でもこの生放送にかじりつくのが最大の娯楽だった時代の視聴率と比べる方が無理だ。

今はもちろん録画もするし、オンデマンドとかYou tubuなどにより「あとで見る」人がごまんといるのだから、そういう人たちを視聴者にカウントしていないとしたら、全く以て不正確な数字だと思う。

 

それはともかく、昨年大晦日の会では、初めて紅組・白組別の司会者を廃止し、司会者は単に司会者となった。まあ、いいんじゃね。昨今はとにかく、体は男(女)だけど心は女(男)と訴える方々や、そのどっちでもないとかいう方々の叫びに妙に耳をかたむけなければならない時代になってきているのもあるし。とにかく、この「男女に分けて競わせる」という形式が、今の時代、どうにもこうにもダサい。

 

かつて和田アキ子を「白組」に入れたこともあった(=こういうギャグは面白い)。「心は女」のカミングアウト寸前のH川Kよしなんかも、白組に入れられていることに内心イロイロ感じているだろうから、男女の組を競わせるというのは撤廃し、その年に活躍した歌手(アーティスト、って言葉、大嫌い!)だけを集めて歌わせればいい。これなら、性別不詳な歌手だけでなく、男女混成のグループでも出場しやすい。野鳥の会による最後のカウントもイラネ。

 

この番組名もすっかり時代遅れになったが、ここまでの風物詩になると、これはおいそれとは変えられまい。

性別を感じさせないためには、

「KOHAKU」

にでもするかな。しかし、日本語は母音の長短で意味が変わってくるけど、これだと「こはく(琥珀)」と区別つかない。

だったら、

「Co-Haku」

はいかがかな。「Co」は、ご存じの通り、「共同の」という意味がある。高齢視聴者の反発を買いそうだが、もう、演歌歌手はどんどん切られ、ちっとも聞いたことないけどネットで人気のある歌手が出てきているのだ。若い人に見てもらうためにも、いいじゃん。