職業において、ジェンダーによる区別を付けない方が良いとされ続けている昨今だが、
「俳優の石原さとみさんが、出産」
というニュースを聞いたとき、なんか、無理してそんな呼び方しなくてもいいんじゃないかな、と思った。
「女優」って、きれいな言葉だと思うんだけどな。私は好きだわ。「男優」と呼ぶことが少ないから女ばっかり不公平でしょ! 歌手は男歌手、女歌手って言わないじゃん!、って攻撃されてしまいそうだけど、とりわけ、「俳優」と「出産」という言葉が結びつきにくかったせいもある。
ある職安に、ひんぱんに「女性事務員募集」の求人を出しに行く小企業があった。
職安に行くたび、「ああ、またですか」と言われるのだそう。
原因は、お局である。
そのお局は、新しく来た女子社員をいじめ、ことごとく数ヶ月以内に退社に追い込むという。
このお局もひどいが、社長が最悪だと思う。
何かの特殊な事情があって、このお局を辞めさせられないのだろうけど、本末転倒もいいところだ。
うっかり入ってしまった女性たちの心も履歴も傷つく。
こんな求人が続く場合、職安の方から、
「御社には、人を雇用するにおいて、根本問題があると思います。それを解決しない限り、御社からの求人広告は受付けません」
といった指導権限はないのだろうか。
物価が徐々に上がりつつあるのに、日本の労働者の賃金は20年くらい上がらない。
これにはいくつもの原因があるけれど、日本の労働法と慣行の場合、ひとたび正社員として雇ってしまうと、どんなにひどいやつでも、解雇が非常~~に困難だから、雇用する側も二の足を踏んでしまうという悪しき原因もある。
従って、雇いやすく切りやすい、定期的に昇級を考えなくてすむ非正規に頼る。
しかし、調べてみたら、今の時代、派遣の男女差はかなり接近していることを知った。
派遣社員141万人のうち、男性56万人、女性85万人、とのこと。
それでもやはり女性の方が多いね。
賃金の低いパートとか、無償のボランティアとかは「女性が主にやるもの」と思い込まれていないかな。
もちろん、リタイア済みで、金銭的に困っていない人たちが、地域のために自ら積極的にボランティア活動をするのは大賛成。その場合、男性にも積極的にやってほしい。
いま、ハゴロモジャスミンが盛りだ。
人工香料のような強いかおりがする。