真の宗教とニセ宗教を見分ける方法

大川某氏が亡くなったそうだ。享年66歳とは、現代のスタンダードではかなり若い。

いくら宗教家でも、ご自分の寿命まではコントロールできなかったようだ。いや、真に宗教家だったのかな?

東大卒で、会社員勤めを経てからあの宗教を立ち上げたそうだけど、たった一人でよくぞここまで集金しぬいた、おっと、大きくしたものだ。

 

昔勤めていた会社で、この宗教にどっぷりはまり、武蔵野地域の婦人部長まで務めた女性がいたなあ。

彼女とは仲が良かったんだけど、会う度に「大川先生の本をあげる」といって2~3冊よこすのがうっとうしくなり、段々と縁を切った。

彼女は、目をとろ~~んとさせながら、

「大川先生は、年に100冊も本を出版するのよ。すごいでしょう?」

と言った。

普通に生活していたら、一人で2、3日に本を1冊出すなんて不可能なのは小学生でもわかるはずなのに(出すとしたらそれはゴーストにやらせているわけで)、「宗教にはまる」とは目くらましをされることなんだ、と思った。

 

ところで、2009年5月30日に、表題と同じネタを書いたことがある。

真の宗教とニセ宗教を見分ける基準として、以下を書いた。

 

(1) 教祖、指導者が質素なつつましい祈りの生活をしているかどうか
(2) 自分が生き神さまだとか、仏の生まれ変わりだとか言わないかどうか
(3) 宗教の名を借りて金銭を集めることを強要しないかどうか
(4) 宗教団体の名で、選挙と政治を動かすような指令を出さないかどうか

 

上記4点は、作家の曾野綾子氏がのべておられたことだ。非常にわかりやすく、納得がいく。

あと、僭越ながら、私見で3つ足させていただいた。

 

(5)宗教施設の名で、豪奢な建物をあちこちに建てないこと

(6)名誉職を買ったり集めたりしないこと。および、それらの名誉職を喧伝しないこと

(7)他人にその宗教の信仰を強要しないこと。脅迫めいた言葉で勧誘するのは尚悪い。

 

与党の一方のあの団体のあの方は、動向をさっぱり聞かなくなった。それ系の雑誌の広告も、電車の中で見掛けなくなった。

亡くなっても、発表できないのだろうか。