小泉進次郎とデキ結をした滝クリさんが、第2子を出産なさった、とネットで読んだ。
第1子出産時、たしか42歳だったと思う。いまどきは40代の初産なんて珍しくもなんともなくなったけど、42歳は初産としては高齢。なので、第1子で打ち止めにするんだろうな、と思っていたら、第2子を妊娠していたとは知らなかった。
しかも、46歳。
まだ閉経前だけど、早い人だったら、孫がいる年齢だ。
経済的な問題は無いだろうから、ただただ、高齢出産による弊害が母子ともにないことを祈りたい。
しかし、いまどきの女性は、一体どう生きたら政府のご要望にかなうのだろう。
男はずーっと、働け、働け、ひたすら働け、のみだ。時々、小出しに、「男性の育児休業促進」とか、男性向けの法改正が入るけれど、昭和のおやじたちが上司である限り、男はひたすら会社にいて、仕事が終わっても帰らず、果ては上司や同僚らと飲みに行ったりするのがまだ美徳なのではないかな(外資系だと必ずしもそうでもないのだけど)。
女性は、男女雇用機会均等法が施行されてから、表向きは、男性と対等に働くことが求められるようになった。それまで母性保護を理由として免除されていた深夜労働にも就くことにもなった。
労働環境においては、さまざまな法律で、あれをしたらダメ、これもダメ、こういう権利を付与しなさい、と、規定がある。が、家事や育児をすることは、具体的に法律でしばることはできない。
女は、家事育児だけでなく、仕事にも進出した。
しかし、男は、相変わらず仕事にたっぷりひたっていて、家事育児には降りてこないに。
これで、どうやって女は子供を産んで育てろ、というのだろう?
せめてもの手段として、いったん仕事を辞めても、復職しやすいよう、キャリアを積んでおく、というのがある。
そうすると、いきおい、女は結婚や出産が遅れる。
従って、滝クリさんのように、40前後でやっと産んだりする。
健康であれば問題はないのかもしれないが、いくら平均寿命が延びたからといって、出産適齢も40代50代に延びる、ということはない。高齢出産は、やはり平均的に、若い出産よりもリスクが大きくなる。
政府は女に「男女対等に仕事しろ」とも「少子化なので子供を産め」とも言うけれど、男に「早く帰れ」「家事育児しろ」とは言わない。
一体、女たちはどうしろ、って言うのだろう? 体はひとつしかないのに。