「実家が太い」という言い方

私の生活圏内にあった、とある整形外科と、とある内科。結構前に、廃業になっていた。

まあどんなお医者さんだって、いずれは廃業するんだけど、そのあと何が入るのかな~?と思っていたら、案の定というか何というか、2軒とも歯医者が入った。

一方の歯医者には、その周囲10m以内に、いつの間にか廃業した歯医者が2軒あるんだけどね。

ま~歯医者さんも資格を取ったら開業しないと食べていけないわけだけど、開業しても食べていけるとは限らないのが、コンビニより多いと言われる歯医者さん。

いつも思うんだけど、歯医者さんって、歯学部に入る前から、ずっと将来歯医者になりたいと思っていたのだろうか。

「将来、医者になりたい」という人はたくさんいるけれど、「将来、歯医者になりたい」と言っている人って、まず聞いたことがない。

特に、父親が、内科や小児科などの開業医で、その息子さんだったら、きっと「医学部」に入ることを期待されていたのだろうけど、結局、その親御さんのクリニックのあとに、歯科医を開業している例も見ている。

神奈川県内の私立歯科大学だと、鶴見大学や神奈川歯科大ってのがあるが、両方とも偏差値は35くらい、偏差値にうとい私だけど、決して高くはない数字だとはわかる。それで、6年間で3000万とか4000万円くらい学費を払い、あと、教科書代、実験費、その他もろもろの費用も付加的にかかってくるわけだ。ひえ~~っ。

 

最近、わりと目にするようになってきたのが「実家が太い」という言い方。

実家が裕福だ、という意味だけど、「太い」と言うほうが「裕福」と言うより、カジュアルで、嫌みの無い印象はある。

彼ら、私立歯科大卒業生とか、開業医の子供で私立歯学部に行く人とかは、きっと「実家が太い」のだろう。

しかし、医学部に行きたかったけど何浪しても入れなかったので、仕方なく、同じ医療系だからと、歯学部に入ったような歯科医師には、ちょっと、行きたくないんだけど、その判別方法がないのは困る。