階段は、無料のジム

フィットネスやヨガ、テニススクールなどのジムの会員募集広告が、数か月に1回の割りで入ってくる。

そうだよな~、みんな3か月くらいで行くのやめちゃうから、このサイクルでチラシが入るのも、もっともだ、と思う(笑)(笑)。
私も、運動系は絶対続かない確信がある(変な自信)。20代の昔はかなりの期間、スイミングに通っていたのだが、当時は貧乏で、風呂なしアパートに住んでいたため、お風呂に入ることも目的の半分くらいを占めていたからだ。
かつて、ほんの数か月だけしか勤めなかったが、超有名企業に何かの間違いで採用されてしまった時には驚いた。会社の中に、スターバックスだけでなく、ジムまであり、ジムは社員なら無料で運動できたのだ。ここまで職場に接近していないと、続けていく気にはなれないだろう。
 
私はジムには行かないけど、電車の中では座らず、つり革につかまり、つま先立ちをする。お尻の肉をぎゅーっと締め、太もももふくらはぎも鍛える。おかげでこの年でも美脚・美尻(?)。
それから、これはあるTV番組で、女性整形外科医の中村格子先生がおっしゃっていたことなのだが、
「階段は、無料のジム」
と。うまいこと言うなあ。ジムは3か月で行かなくなるけど、階段だったら、鉄道、地下鉄、オフィスビルやデパートなど、毎日、いたるところにある。目の前の階段をせっせと登るのなら、私でもできる。ちなみに、登るだけでなく、階段を降りる行為も結構効くのだそうだ。しかし、会社の場所が5階までなら登る気になるけど、6階以上だとちょっと、断念。
 
ふっと思った。これって、都市部に住んでいる特権なのかも。鉄道や高い建物のない地方都市はザラにある。住民たちは、どこに行くにも自分で車を運転していく。階段なんて、家の中以外、滅多に登らないのではないだろうか。
地方出身者が東京に来た時のおどろきネタを読むのが好きなのだが、
 
・東京の人は車を持っていない。免許も持っていない人が多くてびっくり
・東京の人は良く歩く、歩くのが速い
 
というコメントには、いつも微笑んでしまう。
これからも、せっせと歩き、階段を登るようにします。