日本はやっぱりいい国


こちらのお家の前の電柱の電灯、点き具合が悪いのを発見した旦那は、電力会社にメールした。日曜日の夜のこと。
そうしたら、火曜日(本日)の朝8時すぎに、大きな車両が来て、前に停まった。
電力会社から委託を受けた業者の車だった。屈強の男が2人乗っている。
若い方が、上にグイグイ伸びていくワゴンに乗って、問題の電灯を取り替えてくれた。
もう一人の、年かさの男性は下で指示。

そのおじさん、旦那と「Hi, my name is XX」なんて気楽にファーストネームだけで挨拶している。旦那が私を指して、
「She is Japanese」
と紹介したら、まあ、このおじさん、満面の笑顔を浮かべ、
「俺は日本が大好きだ。昔、8か月日本にいたんだよ。沖縄、横須賀、三沢・・・・・」
と、米軍基地がある土地の名前をあげだした。電気の仕事をする前は軍人だったのだな。なので私が、
「Were you serving for Navy?」
と聞いたら、
「Marine」
と返された。しかし私は、navyとmarineがどう違うのかわからない。
それはともかく、このおじさん、日本を褒めること、褒めること、おしゃべりが止まらないのだ。
一番好きだったことは、日本のどこに行っても、チリ一つ落ちていない清潔さであったという。
「俺も日本ではうっかりゴミなんか捨てられなかったよ。で、自分の母国に帰ってきたら、この散らかりようだろ。日本とはえらい違いだ」
という。あと、風景の美しさなども絶賛し、
「日本が好きだ、また行きたい、行きたい」
と繰り返した。私が、
「Nice to hear that. Please come to Japan anytime」
と言ったら、急に日本語を少し思い出したらしく、
「オハヨウゴザイマス」
と私に言った。私は、
「ありがとうございます。This means "thank you" in Japanese. Quick serviceをありがとうございます」
と言った。修理サービスが予想外に早かったのは事実である。それですっかり仲良くなり、握手。最後は、手を振ってお別れした。楽しい出来事だった。

「みんな日本が好きなのねえ」
と私が言うと、旦那は、
「一度でも日本に行ったことがあれば、みんな日本が好きになるさ」
と。
そう、日本は素晴らしい国。誰もが憧れる美しさ、伝統、文化、食べ物、美風、その他に溢れている。
世界を見渡せば、親日国は数多いが、日本を嫌いな国や国民の方が絶対に少ない(某2か国ほど)のだ。

日本人は、自分らにとってごく当たり前であるものが、海外では当たり前でないことに、もっと気づかなければね。