「さくらんぼ」と「日米ギャップ」

「今年はもう、これでさくらんぼ終わりだよ」

と店のおじさん。

 

 

ならば、と2パック購入した。

「今年はさくらんぼの出来がひどかった。産地でも最悪だったんだよ」

とも教えてくれた。そうなんだ・・・・。

 

ほんの一時期しか出回らないさくらんぼ。アメリカのあの、黒に近い色のあれは余り好きじゃない。

やっぱり愛らしい日本のさくらんぼがいい。

 

一時期しか出回らない、といえば「ビワ」もある。ほんと2週間くらいで見なくなってしまう。

アメリカ人旦那に「ビワ」の英訳を調べ「loquat」と言っても、アメリカでは見たことも聞いたこともない、とのこと。仕方ないね。

 

ところで、さくらんぼと旦那と言えば、ぶったまげたことがある。

私が、

さくらんぼって高いんだよ」

と言って出したときのこと。

「Why so expensive?」と旦那が不思議がる。

「その辺にいくらでも桜の木が生えているじゃないか」

 

・・・・・・

・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・  ! (>_<) !

 

このヒトは、さくらんぼって、その辺に春に咲く桜の木の実だと思っていたのだ!驚愕!!

 

日本人だったら、小学生くらいになったら、その程度の知識は持つのではないかい?

アメリカの基礎教育の重大なる欠陥か、はたまた、どケチど貧乏の親に育てられてしまったせいで、ろくなもの食っていなかったせいか。

基礎教育については、日本の義務教育の方が、内容といい密度といい、アメリカのそれよりずっとレベルが高いと、しばしば感じてきているが、さくらんぼがどういう木から成るのかすら、ジジイになるまで知らなかった。こんなこと、いちいち驚いてはいけないのだろうか。