少子化問題の検証

自分が子供を産んでいないのに少子高齢化の話をするのもちょっと申し訳ない。私は「高齢化」にだけ貢献している。

 

日本の出生数は、2018年には91万8400人。そして、2019年にはもっとそれを割り込み、80万人台になるのが確実視されている。私見では、「80万人行くかな」という感じだ。

 

https://toukei-labo.info/05_jinkou/05_jinkou.html#pop_f

 

によると、20歳から39歳までの年齢の女性の人口は、計1,328万6000人ほどである。

その年代に限って計算すると、出産しているのは、7%くらいだ。まだ学生だったり社会人新人だった非正規雇用だったりという人も多いから、あんまり、30代までの若い人の100人に7人も産んでいるような気がしない。私が大都市に住んでいるせいだろうか。10代の出産は少ないのでカウントしない。

 

しかし、ここに、40代前半の団塊ジュニア女性の人口を加えると、母数は1,778万3000人ほどになり、その人数の5%余りが出産している計算になった。

これなら納得できる数字だ。となると、間違った解釈かもしれないが、40代前半の出産が増えているということだろうか。

 

地方には、「消滅危惧県」という問題がある。筆頭は、亡母の故郷の秋田で、その他、岩手、青森、福島、高知県なども、このまま行けば、県そのものが維持できないくらい人がいなくなるそうだ。地元にいても仕事はないから、若い世代、とりわけ女性は都会に出てしまう。だとしたら、地方で頑張って出産してくれる女性の数もますます減ってしまうだろう。

 

2020年からは、女性の人口に関し、もっと憂慮すべき事態がある。

それは、

 

「女性の人口の過半数が50代以上になる」

 

ということだ。おっそろしい。出産に貢献してくれた団塊ジュニア世代の女性も、出産年齢を卒業してしまう。

 

若い女性は、日本の宝物になった。