武漢ウイルス 拡散の一途

武漢ウイルス (Wu Flu)は拡散の一途である。

今日は、クルーズ船の乗客だった80代の夫婦が死亡したと報じられた。

それから、船内で作業に当たっていた厚生労働省内閣官房の職員各1名が感染したという。

船の中で作業していたら、何ら不思議はないが、どういう防護をしていたのだろう。

旧民主党ばりに媚中の二階など、日本に必要なマスクや防護服を、ごっそり支那へ送らせてしまった。

この老害は、日本で支那並みの重篤さが起こっても、支那に見せたのと同じ配慮を日本人にするであろうか、疑わしい。

 

それにしても、この武漢ウイルス発症前の数字なのに、我が日本国の10月~12月の国内総生産(GDP)成長率は、5期ぶりにマイナスを記録し、しかもその数字が6.3%だという、恐ろしく大きな落ち込みを示した。

(余談:最初、TVラジオが「ゴキブリ」というので「???」と思っていたら「5期ぶり」であった)

 

台風などもあったが、誰がどう見たって、原因は消費税増税だ。

何でも、財務省のエリートの方々は、「キャッシュレス還元」とかいうキャンペーンをやればさほど落ち込まないと高をくくっていたらしいが、高齢者にはわけがわからない制度だし、そもそも、全額還元でもない。還元だって、今年の6月までで終了する。とにかく、人間、税が増えれば消費は落ち込むに決まっているのだ。

それに、この武漢ウイルスの発生と来た。1~3月の統計は、10%以上落ち込むであろう。

 

私は、増税を決行する前に、増税について語る安倍総理の顔が、ひどくunwilling(気が進まない、本心に反している)に見えて仕方がなかった。

安倍総理は、内心、消費税増税なんぞしたくなかったに違いない。

しかし、わが国には、総理大臣より偉いと思っている、財務省と言う鼻もちならない集団がいる。

彼らは、IMFが「日本の財政は健全。債務と同じくらい資産があるから」とお墨付きを与えているにもかかわらず、国債を減らさねば、の一点しか考えていない。私でさえ、簿記を習っているので、財務状況は、貸借対照表の「資産」と「負債」のバランスで見る、とわかっているのだが、財務省の方々は、貸借対照表の「資産」の欄は見ず、「負債」の欄ばかり見て「大変だ、大変だ」と言っている。貸借対照表の見方をご存知ないのだろうか? そもそも、国家予算が単式簿記制度を採っていること自体おかしいのだが。

 

こんな事態に陥っては、暫定的でもいいから「消費税5%」(もっと少なくてもいい。0%でもいい)に法改正すべきである。そうしたら皆、この機を逃すまいと、おおらかに消費するようになる。閑古鳥が鳴いている観光地にも行く気になるだろう。

しかし、メンツを失いたくない財務省がそんなことを絶対許さないのは目に見えている。財務省の役人は、誰か一人でも、こういうマイナス成長の責任を取るのだろうか?

 

そもそも、役人は、学校の成績が良い人らが集まっているはずだけど、彼らにとって最も大切なのは「前例の踏襲」と「上司の指示」である。

今回、クルーズ船の中に乗客を閉じ込めるという対策の仕方を採っているが、あれは、19世紀当時のマニュアルなのだそうだ。しかし、厚生労働省のエリートであっても、「これは古いし、今の制度に合わない」とは言えないのである。首になってしまうから。

日本の官僚は、勉強ができるエリート揃いだと思われているが、その実、日本をほろぼす最悪の張本人たちではないだろうか。