今日は事実上、日本の学校の新年度の始まり。日本中のあちこちに、大きなランドセルをしょった「ピカピカの1年生」と、美しくスーツを着飾ったその子たちのお母さん(と、たまにお父さん)が、楽し気に、または、不安げに歩いていたことだろう。
それでふと思い出した。
以前勤めていた米国系会社にいたインターンのアメリカ人の男の子から聞いた話だが、
「アメリカでは小学校の卒業式なんてないよ。先生はただ、『では、これからは、決められた中学に行ってください』と言うだけ」
と。私は、
「ひえ~~。つまらん、というかドライだなあ」
と、ぶったまげた覚えがある。中学でもそんなものらしい。
日本だったら、小学校の卒業式だって、みんな着飾って(大体、次に行く中学の制服だったりする)、「蛍の光」「仰げば尊し」なんて歌い、女の子なんておませだから、おいおい泣いたりしたのに。
旦那に、
「アメリカでは、入学式ってのもないの?」
と聞いたら、「ない」だって。ヤツが知る限りだが、小中高大、全部に渡り、「入学式」ってものは存在しないそうだ。
ただ、高校と大学だと「卒業式」だけはやる、とのこと。へえ・・・・・・
日本は、いいなあ~~~。
<余談>
そういえば、私が小中学生時代を過ごした長野は、教育県で知られ、新年度はもう待ちかねたように4月1日から始まったので、松戸市から転校した私は、唖然茫然だった。普通、4月7日くらいからだと思っていたのに。
そして、新入生ではないと、入学式、始業式を終えたら、もうその4月1日の午後から教科書を配布して勉強していた。
ほんと、あきれるくらいよく勉強する、休みの少ない県だった。