一律10万円の支給については、自治体から今後、自宅に「世帯主」にあてて、書類が封書で届くそうだ、しかし、この店舗休業の時期だから、「発送する封筒が手に入らない」とも聞いた。

 

で、思ったのだが、「マイナンバーカード」って、なんのためにあるのだろう?

これに、メールアドレス、電話番号、銀行口座番号を登録しておけば、省手間、省コスト、省資源になり、エコの時代に即している。

今回の10万円だって、

マイナンバーに必要情報を登録したカード所有者にのみ支払います。しゅうきんぺい(集近閉)を防ぐために、役所の窓口に来ていただいても受付けはいたしません」

と言っても構わないのではないか。これを機に、すべての国民が等しくマイナンバーカードを持つようにすれば、行政からの通知もスムーズかつエコに進む。こういうことを言うと、すぐ、

「差別だ」

「パソコンやスマホのない人はどうするんだ」

「情弱を切り捨てるな」

などと反論が巻き起こるだろう。国や自治体に個人の情報を登録することがイコール「巨悪」という、朝日新聞的発想の人らがどれだけ発狂するかも、容易に目に浮かぶ。しかし、そんなに国のすることなすこと嫌いだったら、たかが10万円、潔く受け取らなくても良いではないか。また、情弱とは言うが、人間、金がかかってくると、すごぶる真剣になる。金をもらいたかったら、真剣になれ、あるいは、人に助けを借りろ、と言って悪いのだろうか。前にも書いた、徳島県の「いろどり」の葉っぱビジネスばあちゃんたちは、儲けがかかっているから、老婆になってからでも勉強し、ネットを使いこなせるようになった。少し真剣に励めば、このレベルなら、思ったほど情弱でないことに気づくことも多いかもしれない。

ただ、心身の重度障害とか、貧困や生活上の問題等で完全にネットと無縁の人らは、民生委員とかがサポートする必要はあるだろう。

とりあえず、10万円の話が出てから、役所の窓口に、住民登録の訂正にどどっと人が押し掛けた。ほら、カネがかかってくるとみんな真面目になるのだよ。

 

1人に対し10万円を支給するのに、国から丸投げされた各地の役所では、どれほど人件費をかけ(さぞかし残業していることでしょう)、どれほど紙を印刷し、どれほど郵便料金を使うことか。こういったアナログによる人員、労力、資源、まとめて「税金」の消費を考えると、マイナンバーって、何のために作ったの?と思ってしまう。

 

それと、日本ではいつまで「戸主制度」が残っているのだろうか。今回も、戸主こと「世帯主」に家族分まとめて支給されるそうで、

「俺がまとめてもらっておく。お前は書類だけ書いてくれ。お前にはいくらか渡すから」

という、アヤシイ言動乱発の旦那の話を、ひとさまのブログにて読んだが、そりゃ家族が5人いたら50万円、浮き足立つのもわかる。

こういうのだって、マイナンバー単位で、赤ちゃんにまで口座番号を登録させ、各人ごとに振り込めばいいのに、いつまでたっても「世帯主」基準。これだから、旦那のDVで避難している女性たちが余計な書類を出さないといけなくなるのだ。

 

 

追伸:アメリカ人旦那がまた最近見つけた楽しい絵。

 

 

 

アメリカでは、感染者数120万人、死亡者数7万人を突破した。