毎度おなじみのテロ朝、もとい、テレビ朝日が「グッドモーニング」の中でまたやらかし、謝罪に追い込まれた。
ことは、欧州で働いている医師の澁谷泰介氏が、同番組から受けた電話インタビューの中で、再三、
「PCR検査数はいたずらに増やすべきでない」
と主張したのもかかわらず、その部分は放送には使わず、話の流れの中で、
「日本はもっとPCR検査を増やすべきだ」
というふうに持って行くのに使われた、と、フェイスブックにより怒りの告発をしていたことから始まった。
またかよ~、といったところか。テロ朝側は「PCR検査をもっと増やせ」というストーリーに持って行きたかったのに、いくら誘導しても、澁谷医師がそういう話をしてくれなかっから、「チクショー、せっかく電話代かけてインタビューしたのに」と歯噛みしながらも、ま~、明日の放送に間に合わないし、編集しようぜ、となったわけだな。
この批判を受け、同番組は、司会の坪井アナウンサーが謝罪したそうだけど、その謝罪の文句が、
「医療現場の声を放送につなげることをおろそかにした」
だったそうだ。私は見ていないけど、これが本当なら、おいおい、違うだろ~、である。
言い方も表現も、まるでごまかしだし、彼らが慕う支那様のいいぐさである。
なぜはっきり「澁谷医師の話を、番組の都合に良いようにねつ造しました」と言わないのか。
それから、いつも思うのだけど、アナウンサーなど表に出てくる出演者は、言うシナリオが局側から大体決められているわけで、表立って責任を負う立場にはない。せめて、番組のチーフプロデューサーとか、局長クラスの人間が出てこない限り、真の謝罪になっていないんだけど。
いまの巣ごもり期、テレビを見る時間も増えているかと思うが、もう地上波なんて、けなげで独自路線を行くテレビ東京以外、見なくていいんじゃないかと思う。NHKは、受信料を半額以下に下げよ。
私もまだ若くて情弱だったころは、
「テレビでこう言っていた」「朝日新聞にこう書いてあった」
が、イコール正しい情報だと鵜呑にしていた。
ちょうど、徹底した男尊女卑論者だった私の母が、
「お父さんが言っていたよ」「お兄ちゃんが言っていたんだから」
と、男が言う=正、として私をしつけていた感じに似ている(ちょっとたとえが飛びすぎ?)。
今になれば、テレビや新聞やおやじや兄が言っていたことだって間違いだらけだったとすぐわかる。
しかし、これは実例だけど、長嶋一茂みたいな、医療関係者でも何でもない元三流野球選手がTVコメンテーターとして出て、
「日本は1億3000万全員にPCR検査をしろ」
なんて発言をさせてそれを流してしまうTVって、いったい何なんだ。
それを鵜呑みにして、病院とか保健所と区役所にかたっぱしから「PCR検査をしろ」と電話をかけまくり、ただでさえ忙しい彼らに迷惑をかけるというバカもどこかに発生しているに違いない。
根拠は「テレビで言っていた」それだけで。