私はそんなに読書家ではないけれど、漫画も含め、本が結構ある。誰でも、若い頃から買ったものを、そのまま置いてあるんじゃないかな。
本って、ものすごく重いし、かさばるし、持っていると際限なくなるので、ときたま整理をしなければならない。
「これ一度読んで、それでさよならしよう」
と、ひとたび読み始めるのだが、そんなふうに簡単にさよならできる本の方がまれなのだ。
まず、過去に何度か読んだとは思えないほど、きれいに内容を忘れ去っているので、読み出すと、また新鮮に読めてしまう。
年齢とともに、読むポイントも変わってくるかも知れないが、若いころ、しかるべき理由でこの本を手にし、少ない小遣いから買おうと思った動機が、なんとなく浮かんでくるような思いもする。
なので、一度読み出すと、逆に断捨離にならない。
困ったな。
少し前までは、電子書籍が出現するなんて、想像も出来なかった。本が、すべて電子書籍化すれば、本棚なんて不要になってしまう。
でも、紙の本は、なんといっても目に優しいし、めくるのも楽しいものだ。
かくして、本の断捨離は、全然進まない。
私は、社交範囲も狭いので、年賀状も、やめたいんだけど、どうしてもくれるヒトがいたりするから、少し買ってきて出す。でも、これって全然来ないというのもさみしいものだろうか。私は12月から1月になるのをそんなに大騒ぎしたくないのだけど。