桜開花と「ミシン」

横浜も、桜が咲き始めております。

 

 

我々がどんなに暗く沈んでいようと、桜は毎年必ず咲いてくれる。

ありがとう。

 

ところで、話は変わるけれど、電車の中で、ユザワヤの広告を見た。

なんと、「ミシン」の宣伝広告だ。いまどき、ミシン、かぁ。

 

 

 

ミシンメーカーといえば、この広告に出ている、シンガー、ブラザーと、蛇の目。それともうひとつ、かつては「リッカー」というメーカーがあったように記憶しているが、調べてみたら、案の定、消滅していた。

 

私が子供の頃、ミシンはわりと、どの家庭にもあった。母親のほとんどが専業主婦で、家で縫い物をよくしたからだ。古い足踏みミシンがあったり、また、電気式のそれは、月賦(げっぷ、つまり月々の分割払い)で買うのが普通だった。母も、ミシンのセールスマンから電動式ミシンを買ったけれど、今の製品とは違い、持ち上げるのも腰が折れるほど重たいものだった。

そして、母親は、娘が生まれると、毎月、ミシンの購入費用を積み立て、嫁ぐときに買い与える、という文化もかつてはあった気がする。

 

今では、ミシンなんて買う家庭、あるのかなあ。

よほどの手芸好きでないとね。

 

それにしても、昔の日本人は、「sewing machine」の「machine」の部分だけを聞き取って、「ミシン」って命名したんだろうね。

聞き違いが、すっかり定着した。