お財布と支払い

昨日、ランチをとろうと、とあるイタリアン料理店に入った。

水を持ってきてもらった時には、まだ注文が決まっていなかったので、

「すみません、もう少々」

と言ったら、どうぞ、と言ってテーブルから去ってくれた。

なぜかこの時、

「お財布持っているかな?」

という、普段滅多に思わない疑問が沸いてきて、バッグの底をガサガサ捜した。

なぜ急にそう思ったのか、よくわからない。この日はバッグを変えてきたせいだろうか。

ガサガサ、ゴソゴゾ・・・・

ない! 財布がないではないか!

この店はカード使えないんですよね、と確認し、店員さんにペコペコ謝って m(_ _)m 店を飛び出した。

ほんと、オーダーする前で良かった。食べてしまったあとだったらどうなっていたか。

私は「PASMO兼クレジットカード」を、鍵いれに入れ、鍵とセットで持ち歩いているから、鍵さえ掛けて家を出れば、最低クレカとPASMOは持っていることになる。支払いはできる限り、PASMOで済ませている。

なので、PASMOで払える店を周囲に探し、別の店でパスタを食べた。

 

家に帰ってから旦那に話すと、

「Hope you are not getting boke」(ボケが始まってなきゃいいけど)

と言う。うっせーわ。

「My hunch worked pretty well before ordering」(私の直感が注文前によく働いたでしょ)

と反論。

しっかし、私は両親とも老いてはボケたので、こんなことでも心配になる。

 

先日、かなり時間がなかったときにちょっとスーパーに飛び込み、目的の商品をつかみ取り、レジにダッシュした。

レジで会計は行ったものの、支払いは、昨今のスーパーがそうしているように、隣の機械で各自が支払いをするようになっている。

しかし、その3台の機械が、なかなか空かないので、私はレジの前でずーっと立っていた。

3台の支払機の前にいるのは、いずれも老女。しかも、みなさん支払い方法にご不安がある方々とみえ、店員さんが、ゆーっくりと、

「ここを、こうして、」

と案内している。私はジリジリ焦りまくった。

ようやく1台空いたので、ダッシュしてPASMOで支払い、店を出た。

私がもっと老いたら、何ができなくなって、どんなふうに周囲に迷惑やイライラを与えるのだろう。