刑事裁判傍聴

先日のことだが、生まれて初めて刑事裁判を傍聴してきた。

私はこれまで、法務部とか弁護士事務所に勤めてきたので、地裁や簡易裁判所に行ったことはあるけど、弁護士や自身がかかわってきたのは民事ばかり。

 

開廷時間の少し前に、裁判官の席のとなりの扉が開き、20代前半とおぼしき被告人が入ってきたが、ギョッとしたのは、手を「なわ」で縛られていること。2人の警察官のような職務の方々にはさまれて入場してきた。

手錠ではなかったけど、「なわ」であっても十分ギョっとするものだった。

男は、なわをほどかれ、被告人席に、2人の警察官に挟まれて着席した。

午前中は3件入っていて、一番最初はこの暴行、窃盗犯である被告人に判決を下すこと。

10代のころから悪さをしてきたそうで、今回は、夜、通行人3人を襲ってカネを奪った罪であった。

案の定、執行猶予●年が付いたが、その間「保護観察付き」とされた。

3人の被害者にそれぞれ賠償は済んだそうだけど、どうせ親が払ったに違いない。

 

ふと、余計なことを思った。これからどんどんキャッシュレスが進むと、襲われても、

「待てよ、オレはPayPayで払っているから現金持ってないんだ」

という事態が生ずる。そうなったら、こういう犯人らは、犯行を諦めるのだろうか。とりあえず暴行罪とか、殴れば傷害罪は成立するけれど、現金を持っていないと、窃盗は成立しなくなる。そうなったら「オヤジ狩り」も減るだろうか、なんて。

 

2番目は、せこい窃盗。当人、前科者のおっさん。2度も離婚の末、路上でプー太郎をしている。更正施設に入居するよう勧められても拒否しているのだと。こんなのを弁護する弁護士もやる気なくすだろうなあ。

 

3人目は、フィリピン人の女。身の上を聞いてみたら、案の定、日本に興行ビザで渡ってきて、日本人男性と結婚し出産したが離婚。結婚している間は「日本人配偶者」というビザが出るのだが、離婚すると、大抵、「定住者」ビザに切り替えることになる。日本人との間に子供を産んで離婚した外国人女性は、日本国籍たる子供を日本で養育するため、という名目で、ほとんどこのビザを取り、日本に住み続ける。

親である自分が逮捕されてしまったので、子供は一人で、市役所の助けを借りながら生活しているのだと。生活保護受給者だという。

私ね、こういうふうに、フィリピン女性に子供を産ませ、離婚して生活保護を受けさせっぱなしにしておく日本人男性って、ほんと腹が立つんだよね。離婚後、別れた妻子に養育費を払わない元夫は、日本人同士で結婚離婚した中にも数限りなくいるけれど、特に、こんなふうに、日本に住みたくて仕方がない外国人を呼んでおいて、養育費も払わず、生活保護を受けさせて住まわせている日本人の男って、許せない。外国人に生活保護って、本来、日本国政府にはその義務はないはず。彼女は、フィリピンに帰って、娘もフィリピン人として育てたって良いはずなのに、一度日本に来て日本人男性との間に子をもうけたフィリピン人女性って、子の日本国籍を盾にして、絶対フィリピンに帰らないからね。

DeNAの山崎ヤスアキとか、大相撲の御嶽海みたいに、スポーツなどで名をなす子を持てればラッキーだけど、そんなフィリピン人母ばかりではない。