雪国の人々には笑われてしまうが、首都圏では数センチの積雪が都市機能を直撃する。
「明日14日は首都圏で8cmの大雪が予測されるので、最大限の警戒を」
と脅しておきながら、今日の天気は曇りないし晴れで、気温も上昇し、いつものダウンではちょっと暑いくらいだった。
気象庁は、多数のプロがいて、多額の税金を消(浪)費しているが、
「南岸低気圧の気象予測は難しい」
とか言い訳こいている。それであっても、
「今後とも警戒情報は出していく」
とも明言なさった。
なんだよ、これ、降る降る詐欺、でしょ。
そりゃ、人間には予知能力は無いから、気象庁の方でも過去のデータなどから懸命に予報しているのだろうけど、この予報を受けて、JRとか、航空会社は、どれだけ予定変更をしなければならなかったか。
一般多数の人間にとって「大雪じゃなくて、外れてよかった」という反応かも知れないけれど、受験生で、遠隔地に行くために飛行機を予約していた子とか、大事な打ち合わせや儀式に出なければならなかった人とか、とえらい迷惑を被った人々もごまんといるはずだ。
しかし、気象庁は、彼らに対して、損害賠償などをする義務を負わないから、気楽な物である。
今後ともどんどん外れる情報を出して、お金をもらっていけるのだ。はあ、いいなあ。
受験生にとっては、明暗を狂わせられる事態である。
遠方から受験に訪れる学生が、急に飛行予定、宿泊予定を変更することがどれほど負担か。
だからね~、私は前から、世界の大多数の「9月入学」にすべきと主張しているのだ。
いつも、北国の生徒たちは、雪のせいで、受験期、さんざん迷惑を被ってきたが、このように、雪国ではないけれど大学が多数ある首都圏でも、こういった事態を引き起こすことになった。9月入学にするなら、暑くなる少し前倒しに、6月末くらいに受験を設定すれば良い。
日本人は不必要に我慢強いが、どうして雪国の人々がこのハンディキャップに腹を立てて声を上げないのか、不思議でならない。
ところで、国内5000の医療機関の集計によると、昨年9月から今年1月までの日本国内のインフルエンザの患者数は、たったの
「55人」
だったそうである。ひえ~っ、少ない。
昨年同期は「64人」。これも少なかったけど。
その前の年は、
「283,388人」
だったとか。
コロナっていうのは優先順位が強い生き物らしい。同じ人に同時にとりついても、コロナの方が先にはびこってしまい、インフルエンザを寄せ付ける余地すら奪ってしまうようだ。
私、毎年インフルエンザ予防接種を受けているのだけど、去年と一昨年は必要なかったみたいね。