奥歯にも白い歯が保険診療で入れられるように

私は、歯の美容に人一倍関心がある。なので、歯並びの悪さを放置している人(←某妃など。海外では歯並びの悪い人はセレブと認められないのに)とか、若い人には見なくなったけど人目につく前歯に金や銀を入れて治療している人(大体中高年以上かな)を見ると、ギョッとしてしまう。

 

私は歯並びはきれいなのだが、残念ながら質は強くない。これまで、奥歯を多数治療してきているのだけど、その際は必ず、銀ではなくて、保険外のインプラントとかセラミックを入れてもらってきた。ほかに贅沢するわけではないので、「えいやっ」と大枚はたいてきた。歯に黒い金属が見えるって、すごくイヤじゃない? 

↓こういうの

 

自分の歯をほとんど削らない古い銀歯の除去方法 | 神戸市東灘区 ...

 

歯科医師の話によると、今の時代でも歯の治療に金属を使っているのは、世界でも日本くらいだ、とのこと。へえ?

でもそれは、もしかしたら、日本に健康保険が非常に普及している効果の裏返しかもしれない。誰でも保険で歯科治療が受けられるから、万人に保険治療を適用するには、安くて早い金属になってしまうのだろう。

 

さて、私は最近まで小臼歯の治療を受けていたのだが、歯科医師から、

「最近、白い材質で奥歯に入れるものが保険適用になったんですよ」

と言われ、またウン万円はたく覚悟をしていた身には、望外の喜びだった。

 

詳細を知りたい場合は、下の動画をごらんください。

 

 

 

これは、このたびのロシアvs.ウクライナ戦争により、歯科治療に用いる金属の価格が高騰してしまったせいもあるのだ。

にっくき戦争だが、皮肉なことに、そのおかげで、歯科治療への保険適用に良い効果をもたらす結果となった。保険治療が審美的治療に手を広げ始めたわけではない。

 

白いかぶせものを小臼歯に入れて、とても自然に美しく仕上がっている。うれしい。

価格も5000円行かなかった。もしいつも通り保険外でやっていたら、その10倍では効かなかっただろう。

 

でも、今回のこの治療は、保険で安いからという理由だけでおこなったのではない。

治療した歯髄が、先々、また腫れてしまう可能性があるため、それだと、せっかくウン万円もした保険外の歯をまた外して治療する羽目になったら泣くからだ。つまり「中継ぎ」としての治療だ。

 

これは、保険外の素材よりもろいので、硬いものは噛まないようにしなければ。もう、硬い食べ物からは手を(歯を)引いた。