日本でIT化が進まないわけ

私の暴論だけど・・・・

 

日本人は真面目で、サービスを含めて深夜まで仕事が終わるのをいとわないほど仕事に対する義務感、責任感が強く、なんでもきっちり仕上げて当たり前である。

昔は、銀行だって1円合わないと全員で残業して計算していた。どう考えても残業代の方が合わない1円よりずっと多いわけだが、そういう労働感覚だったのだ。

しかも、日本人はみな、手先が器用だし、ちょっとした計算なら暗算でできてしまうくらい計算も得意である。そろばんも得意。

それだけ好条件がそろっていれば、ITに頼らなくても大体のことは済んでしまうから、ではないかなあ。

これに対し、欧米なんか、そんな深夜まで働くなんて労働組合に訴えられかねないし、手先は不器用、暗算も不得意、仕事に対する義務感、責任感も薄く、自分が損をしない限り、首にならない程度に仕事していりゃいい、という労働感覚。

従って、欧米人においては、「面倒くさいから」という動機で機械に任せることを考え出したらしい。「面倒くさがるか、否か」がIT化の肝、必要度なのではないかな。

 

ところで、うちの近所でマイナンバーカードを保険証として使えるクリニック、あるのかなあ?

それどころか、

マイナンバーを保険証の代わりにしようという動きがありますが、当院では保険証は引き続き使えます」

といった、暗に政府の動きに反対するような貼り紙を出しているところもある。マイナンバーを保険証として使うには、カードリーダーのような機具を導入しなければならないのが、一般の医院にとって面倒くさいのもあるだろう。手でやれるのであれば、個人の医者にとって、機械は面倒くさいのだろうな。

 

更に余談だけど、薬剤師って仕事、そんなに必要かなあ、と思う。

実際、薬学部って、2006年から、4年制から6年制に延長されたが、国立ならまだしも私立の薬学部で2年間延長されたら、親の負担も大変である。事実私が知っている薬剤師の人で4年生卒の人らは、「薬剤師に6年も要らない!」と断言する。

実際、調剤薬局に行ってみると、医者が処方した処方箋を見て、「◎◎が何錠」と数えて袋詰めして計算して渡すだけなのがほとんどではないか。たま~~に、1から調合する粉薬とか、はたまた、アレルギーとか他院の処方とバッティングするかどうかの指摘をするって仕事もあるけれど、ほとんどは「◎◎を何錠」と数えているだけっぽい。楽な割に、お給料がもらえる仕事という評判だけど、これこそ患者の医療履歴や他院との処方データも含め、すべてIT化してしまったら、薬剤師なんてほぼ要らなくなるんじゃない?