しっかし、日本の外食は、なんと安く済むのであろう。
もちろんこれは、私のように、高級食材や高級レストランに縁がないド庶民のつぶやきである。
日高屋の看板。
ごま味噌麺だと519円(税込み570円)、この写真には出ていないがただの黒酢醤油麺だと500円(税込み550円)である。
こんなの、アメリカで食べたら、絶対12~15ドルくらいはするだろう。
そして、日本人にはどうしても理解に苦しむあの「チップ」というものも上乗せせねばならない。となると、単純に冷やし中華を外食したら、日本円で2000円は軽くかかるのである。
餃子も安いね。
6個でこの値段。王将より安い。ビールだって全然法外な値段ではない。
これでやっていけているのがすごすぎ。そういえばサイゼリヤだって、ランチワンコインで済んでしまうメニューがいくつもある。外国人からしたらぶったまげだろう。
「日本にはチップなんて制度、ないんだよ」
と、NYに行った時。旦那の姪のRitaとその3番目の夫のBill君に話したことがある。Ritaはわりと物わかりの良い子で「へえ、そうなんだ」といった反応だったけど、Bill君は、アメリカとは異なる制度というものを、全く理解できない。アメリカイコール世界のすべて、なのだ。
「ホテルでポーターに荷物を運んでもらったらどうなんだ? ●●の場合はどうなんだ? △△は?」
と、必死になって、アメリカでは絶対チップを払わないと動いてもらえない種類の仕事を列挙してきたが、
「だ~か~ら~、日本にはチップというもの自体がないんだって! 料金に労賃が含まれているの!」
としつこく遮っても、絶対に信じない感じであった。
コロナがなかったら、彼らも日本に遊びに来ていたのだけど、3年くらい延期になっている。遊びに来たら、良いカルチャーショックになっていたか、はたまたそれでも信じないか?
全然話は変わるけど、このなす料理は没だった。
レシピでは、なす2個を手で裂いて、とあったけど、生のなすを手で裂くのはかなり至難であった。
それから、塩麹大さじ2,酢大さじ1、すりおろしにんにく少々と袋に入れて上下にガサガサ振り(揉んではいけない、とあった)、10分置く、とあったけど、たったの10分では生生しくて食えたものじゃなかった。
しっかり1日冷蔵庫に保管し、漬物っぽい状態になってから食べたけど、二度と作らない。
レシピには、時にハズレもある。