マイナンバーカードと健康保険証合体 大賛成

河野太郎デジタル大臣が、2024年秋までに、現在の健康保険証を廃止し、マイナンバーカード(注:この和製英語いまだ大キライ)に合体させるという。

良いことだと思う。ひとりの国民に、複数あるあれこれのカードや番号をアサインする必要は無い。なるべく集約させると良い。

そもそも、健康保険証に顔写真がないと、赤の他人に不正利用されてしまうではないか。たとえば、日本に不法残留する移民でも、東アジア系だったら顔が日本人に似ているから。

しかし、日本は、C国やR国とは違って、反対派の意見ばかり報道するのが常だから、大臣のこの決定も反対意見がうるさい。共産党の委員長も、案の定反対している。

 

そもそも、マイナンバーカードの所持は「任意」だったのがいかにも日本的だ。アメリカだったら、社会保障番号がないと、銀行口座が作れない、健康保険が申し込めない。年金がもらえない、など、まともな生活ができないというのに、日本のこの甘さはなんだろう。「持っていなければ困る」制度にしなければ徹底できないのだ。志位委員長も、病気になったら、自費100%で医者にかかるのかな?

 

ただし、医療機関側の抵抗もすごいものがある。

お医者さんの前をとおりかかると、

「当院ではマイナンバーカードを保険証として利用することは出来ません。これまで通り保険証を持参してください」

と、堂々貼ってあったりする。

聞いたところでは、このマイナンバーカードリーダーを導入するにも、医療機関側で負担金が生じてしまうそうだ。だったら、カネ払ってまでそんなもの導入したくないと思うのも無理はなく、現在までのところ、日本の全医療機関の2割程度しかマイナンバーカードで受診できないという。河野大臣はこれを強制に持っていくわけだけど、そうでもしなければ、永久に2割のままだろう。あと気になる話では、マイナンバーカードで受診する場合、患者側でも初診料が上乗せされて、従前の保険証で診てもらうより支払いが多くなる、とも。だったら患者側にもメリットないんだけど、日本中これならまあ仕方ないか。

どうせ合体させ、各医院にカードリーダーを備えるなら、併せて、過去の既往症、投薬履歴を一覧で見られるようにすべきだ。お隣のK国でももうこうなっているというのに、我が日本はなんと遅れているのだろう。

 

あと私としては、年金基礎番号も合体させてしまえば良いと思っている。

ただ、政府の方針に賛成できないのは、運転免許証とも合体させる、と言っていること。なぜなら、運転免許証は、日頃運転する機会の多い人なら、持ち出しの機会が多く、紛失の危険性が健康保険証より多いからだ。免許証は別が良いと思う。

 

マイナンバーカードを「12月までに新規取得した人」は、maxで5000ポイント、「健康保険証と紐付けした人」は7500ポイント、「公金受領口座番号と紐付けした人」は7500ポイント、ということで、最高2万ポイントを、キャッシュレス決済に付けることができる。

こうまで飴=税金をばらまかなくても、河野大臣のように「強制する」ことで、国民全員に一気にやらせる、というのは、日本のように反対派の声を最大に尊重する国には合わないのだろか。

 

ちなみに、マイナポイントを受領するためには、あらかじめキャッシュレス決済手段を持っていて、事前に「マイナポイントをチャージしたい」と登録していることが必要だけど、いつもニコニコ現金払いの方々は、そういった決済手段を持っていない。なので、事前の登録が不要な手段を選ぶというのが順当手段だけど、事前登録が不要なのは、セブンイレブンの「nanaco」カードが一番手軽。「PayPay」も事前登録は不要だが、アプリをダウンロードしておく必要があるので、ニコニコ現金の人らには合わないだろう。「WAONカード」も事前登録不要だが、ポイントをためるだけのWAONカード以外の、表面に犬の絵が描いてあるクレジットカードを持っていれば、事前登録の必要なしにWAONに付けられる。