明るくて、頭の回転が良くて、トークもうまかった俳優・渡辺徹。嫌いになる要素がなかった。
そんな彼が、先月末、敗血症で死去していたとネットで見た。びっくり。享年61。
多分「まだ61なら若いのに」というコメントがあふれるだろう、と思った。見たら、案の定だった。
でも、ね。
人間、土台、50や60を過ぎたらいつ死んでもおかしくない体だ。過去の歴史から考えたらわかる。
現代の日本人が非常に長寿になったのは、栄養と医療がとてつもなく改善したことと、戦争などの強大な大量死亡要因がないからだろう。
「まだ若かったのに」は、20代か30代ならまだしも、それ以降は社交辞令の一種だと思っていた方が良い。
それに、徹さんはあの超肥満体で、30過ぎたころから糖尿病など、様々な病と闘っていたそうだ。
ならば、この死は、言ったら悪いけど、まさに「自業自得」「自己責任」。
郁恵さんも、口を酸っぱくして言い聞かせてきただろうに、完全に無駄だったみたいで、マヨネーズをたっぷり食い、タバコもバンバン吸い、郁恵さんの目の届かないところでは暴飲暴食をしていたそう。
2型糖尿病で、週に数回の透析も受けていたそう。
透析には、非常に高額な医療費がかかる。一説によると、透析患者ひとりに費やされる医療費は年間400~600万円もするそうだ。
今、政府の方では、これまでの健康保険証をマイナンバーカードに切り替えるよう推進している。顔写真の貼ってあるIDは大歓迎である。これに反対するのは、ばれたら困る後ろ暗いことをしている人たち(例:不法移民などで健康保険証がない人らが、他人の健康保険証を拝借し、何十人もで使い回している例がある)、とか、とにかくコンピューターと聞くだけでアレルギーを起こすような(老)医師側とか、そんな人らだろう。
マイナンバーに切り替えるついでに、付加して欲しいと思う機能がある。
徹さんのように、さんざん暴飲暴食、高カロリー摂取、タバコもくもくで病気にかかる人の健康保険負担割合を、その不真面目さに応じ、医師の判断と、新たに設ける基準により、3割だけじゃなくて5割でも6割でも9割にでも引き上げたらどうだろう? それほど健康を害するような行動をとり続けているような人が、たった3割負担っておかしくないか?
こんなタイプには、医療費を高く請求しないと、ちっとも身にしみないだろうから。
こういうことを言うとすぐ「病気差別だ」とかトンチンカンなことを言う人が出るだろうけど、逆に考えれば、健康の維持に気をつけ、医療費を損なわない人たちに対し、費用や税のしわ寄せをしている事実に気づくべき。