街路樹は、うかつに植えてはならないものと知る

2021年2月に、街路樹の切り株ネタを書いた。

 

切り株の中に、別の木が1本+1/3本生えていたという、不思議な木。

 

 

 

しかしこのごろ、この幹線道路沿いにあった、切り株だけになった街路樹が、続々撤去され初めているのを見た。

上の記事で述べた切り株も、もう無くなっていた。

 

こんなふうに、切り株撤去のプロの業者さんが、切り株に器具を刺して、衰えた切り株をバキバキに割っている。

 

 

で、上に引っ張り上げるらしい。なんか、見ていて「抜歯」を連想し、ちょっと気味が悪くなった。

 

 

切り株を撤去したあとは、こんなふう。こういうスペースは、誰かが勝手に別の木を植えないよう、あとでコンクリートをかぶせたりしているところも多い。

 

 

しかし、悟ったのは、街路樹はつくづく「金食い虫」だということ。「きれい」とか「酸素が出る」だけでは済まないのだ。一度植えてしまったら、数十年生えている。その間、晩秋が来る度、膨大な葉っぱが落ちる。その片付けも焼却も税金。そして、木が老いてくると、1本1本調べ、「この木は倒壊の危険性あり」と貼り紙が貼られる。そしてまた税金で、切り株を残して上を伐採する。残された切り株は、乾燥して衰えるまで数年放置だ。そして、上のような作業で、その一生を終える。

 

どこを切り株として残しておいたか、市でちゃんと把握し、順繰りに業者に頼んでいるらしい。その点は良い仕事をしてくれている。切り株を掘り出したあとは、もう二度と木を植えないだろう。