「負債」しか騒ぎ立てない財務省

我が国の財務省は、東大法学部を出たとっても頭の良い方々の就職先として知られる。

だから、中に居る人たちは、人並はずれて仕事ができるんだろうなあ、と思っていた。

が、話を聞いてみると、

 

「上司の言ったことを粛々と行う。提案や反論をしてはいけない」

「前例のないことはやらない」

「出世するためには、新しい税を創設して国民から取立てるのに成功することが鍵」

 

だとか。

 

でね、これは新聞もテレビも何も指摘しないことで、不思議で仕方ないのだが、誰か答えを教えてくれないだろうか。

財務省は、なぜ、「日本国の債務は◎◎兆円」と、「債務ばかり言い立てるのか」ということ。

 

私は簿記を2級まで合格したので、バランスシート(貸借対照表)の基本的な見方は知っている。

 

 

上が、基本的なバランスシートだ。

財務省は、上の表のうち、右肩の青い部分だけ取り上げて「こんなにあるから、これは減らさねば」と叫び続けている。

確かに、国債発行額なんか聞くだけで頭がクラクラする。

しかし、左側オレンジの部分の「資産」はいくら有るんだ? 言わないのか、言えないのか?

ほんと、こんな基本的なことをマスコミも誰も全然指摘しないって、おかしくない?

資産から負債を引いた残りが純資産だ(赤い部分)。「負債」はあくまで「資産」との対比で検討することが基本だ。

日本国がどれだけ資産を持っているか、って、公開したらまずいのか?

 

ついでだが、国を含めてお役所って、単年会計っておかしくないか?

そんな会計制度だから、年度末に予算が余っていると、急に道路工事を始めたり、出張をしたりで消費する。

余ったら、家計のように、翌年度に繰り越せばいいのに、それができないって、なぜ?